オノ・ナツメ『GENTE』

2007-09-19 18:16:52 | 本関係
今日紹介するのは、以前書いた『リストランテ・パラディーゾ』の番外編にあたる『GENTE』。色々と人生の深みを思わせる登場人物ばかりで、しかも『リストランテ』ラストにおける休日の話(番外編)がおもしろかったことからすれば、この番外編が出たのは必然だったと言える。さて、やり取りの妙など作品そのものについては前回すでに書いたので、今回は個人的な方面について述べたい。


好きな絵と考えてすぐに思いつくくらいオノ・ナツメの絵は気に入っている(その他は安倍吉俊と安野モモコ)。とはいえ…最初に出てきた時のクラウディオが色っぽすぎて、前作で免疫はついたと思っていたのに、またしても紳士萌えして鼻から血を流し続けるハメになったのには驚いたwというか、この作品はガブリエッラもオリガもみんな色っぽい、と言って語弊があれば、内からにじみ出るような独特なオーラをまとっていると感じられる。この画力と画風が登場人物のやり取りやキャラクターと相まって、『GENTE』は素晴らしい一冊になっている。


ところで、この話を読んでいると熊本のアンジェロという(もう10年以上になる)付き合いの長いイタリアンレストランを思い出してすぐにでも行きたくなる。もちろんそれは無理なので、こっちの店で代替(失礼)するのだが、生憎と家の近くの店が潰れてしまった。近いうちにどっか開拓しなければなるまい(まあファミレスとかに行ってパスタとかを食べようとは思わないけど)。


まあこんな感じで再びはまり込んだオノ・ナツメの世界だが、今はポスターに応募するかどうか迷い中…

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