明日へはばたいて

2015-05-02 12:26:54 | 生活

さて、先日ユキノ女王と対戦した時に出た話はおおよそ以下の通り。

 

ブログに彼女が俺と同じ九州出身と書かれていたので、話を振ってみたが、言われた出身地があんましよくわからず、微妙な感じに(^_^;)彼女の方から友達が熊本にいるよ~と振りがきたが、彼女自身が熊本のことを知らないようであんまし盛り上がらず(´ε`;)というわけで、フックになりませんでしたwまあ出身地の話はあんまし細かく聞き過ぎると相手が警戒する傾向がある(個人情報的をバラされるかもという意味でもそうだし、俺の人となりがわからん=自宅付近に出没されることなどあったらウザいという意味でもこれは正しい反応だ)。それゆえ、ただの話のネタでしかないことを上手く相手に伝わるように話さないといけないのが難しいのう。つか相手に拘束されたくないからわざわざお金を払って都合のいい時だけこういう場所を利用している俺としては、いちいちここ以外のところで(しかも相手に不快にしか思われえない形で)相手に近づこうとは思わないけどなあ。ま、世の中はブラウン管の向こう側の偶像にまつわる出来事をあたかも自分のことのように感じて喜んだり憤ったりする連中が多数いるから、俺のような考え方が少数派なのかもしれんけど。

 

ちなみに彼女は音楽の仕事をやっているのだが、地元だとなかなか仕事がないので人の紹介もあって東京へ来たらしい。俺は業界のことを詳しく知らないので彼女の言っていたことをそのまま書くなら、やはり女装という彼女の有り様が障壁になっており、書類の段階で落とされてしまい、唯一書類を通って面接まで行った会社も、「いつから女装始めたの?」とか就職に関係ないことばかり聞かれ、明らかに興味本位のものでしかなかったそうな(とはいえこの点、仮に自分が採用面接をする側だったら、入社した後の「周りの反応」というものを考えて、よほど突出した何かがないとそういう属性の人を採用することはないだろうとも予測されるのだが)。ただ、東京の方であればそのような人の数も相対的に多いし、また友人の紹介でもあるしということで採用されるに至ったとのこと。

 

ちなみに彼女のポジションは「アシスタント」というものに当たるらしい。話を聞いて超安月給+長時間労働なことに驚愕。それはADやアニメのセル画作成などを連想させるが、まさしくそれと同じで「好きなことやってるならいいでしょ」的な周囲の無理解と搾取の温存という構造がそこにはあるように思えた。その他にも年功序列が未だ幅を利かせる世界であるということ、できた曲に対する歩合の部分があるということ(後者はまあそうだろうと思う)などを教えてくれた。ちなみに、仕事の中で一番大変だったことを聞くと、「要望が曖昧」な場合らしい。たとえば、「宇宙の壮大さを表現してくれ」とか言われるらしいが、それって何なのよwという話である(主観的すぎて訳わからん)。ゆえに、たとえば「2001年宇宙の旅で使われたあの曲みたいな感じで」とか今までの音楽で近いのものないですかねーと聞いてみるらしいが、それは「オリジナリティがない」と嫌がる人が多いらしい。んなアホな。この情報が満ち溢れた時代においては、サンプリング以外ありえないっていう前提(断念の元)で、そのあり方を競うもんじゃないのか?全くのオリジナルなんて想定しているのはただ無知かナイーブなだけとしか思えん。と言うとユキノちゃんも苦笑しながら同意。まあ客商売している以上それを言っちゃあおしめーよって部分もあるからなwちなみに彼女の中で演歌は受付NGらしい。なんでも、聞いた経験がないからどうアレンジしたらよいかわからないと、とのこと。

 

なお、お仕事は今なかなか安定しないが、自分のスタジオへ来年末には移る計画があるらしい。そして、家族から女ホル注射だと体つきが変わって周りに注目されるからやめてほしいと言われ坑男ホル剤のみにしているが、仕事が軌道に乗ったらタイで性転換をするつもりなんだそうな。俺もそんな詳しいわけじゃないけど、LGBT Youth Japanの知り合いに聞いたところだと、二人の精神科医の承認が必要な上に五人くらいしか手術のできる医師がおらず、さらに手術を行える場所が全国に五ヶ所くらいしかないらしい。性転換の話が出るたびタイに言及されるのもさもありなんというわけだ。ちなみにタイだとヤンヒー病院がよいらしく、値段も100万ぐらいで抑えることも可能だとか。ただ、術後に問題が生じる可能性があるので(これについてはマイサンムスカも経験あり)、アフターケアのために一ヶ月くらい現地に残れた方がよく、時間もかなり必要なのがネックなんだそうな(先の事情で、日本で何らかの副作用(?)が出たとしても対応できないため)。そういえば、NNの佐織っちは三年前に金貯めて手術すると言ってたが、もう成し遂げたんだろうか。あの子は美人過ぎて(というか逆パネマジがすごすぎて)すげー緊張するという珍しい体験をしたのでえらい記憶に残っているが・・・(ちなみにNNのホームページを調べたら、すでに「卒業」した模様)。

 

 

その他、明日が店休日なのはドアの立て付けと水回り関係のメンテナンスのためであるとか、専門学校の研修でアメリカのスタジオを見に行った話、台湾へ2回行った話(中国語というか北京語を嫌がるといった歴史上当然の事柄等)を聞いたりしたあと、「また来るよ」とハグして洒落たオートロックのマンションを後にした。

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