(Case1)
[証言]
Tバック履いてたら、めちゃめちゃボディタッチされた挙句キスまでされました。まじふざけんな!
[反論]
だって、そんなもん履いてるんだからエロいことされたいんでしょ?
[再反論]
いやそれは誰でもいいって意味じゃねーし、少なくとも無理やり触られたくはねーよ。
(Case2)
[証言]
「あー、セックスしてー」と言ってたら、ババアに無理やりキスされて股関を触られました。まじふざけんな!
[反論]
だって、セックスしたいんでしょ?
[再反論]
いやそれは誰でもいいって意味じゃねーし、少なくとも無理やり触られたくはねーよ。
前に「立場が発言を作る」という記事で男女が入れ替え可能という話をした際、そこで書いたのは性別の問題というより、何を楽しいと思うか・思わないかという個人差の話であるとか、収入の有無が言説に影響を与えるということであった。そのような交換可能性の事例として、今回は女性から出るセクハラ(というか「強制猥褻」と書いた方が深刻さが伝わるように思うが)に対する反感・反論と、それへの男性側の疑問・反感を取り上げつつ、それをひっくり返してみた、という体であります。
まあついでに一応言っておくと、嫌がる女性に性的なことを聞くのがセクハラということなら、嫌がる男性に性的なことを聞くのもセクハラで、処女ディスがアウトなら童貞ディスも当然アウトである。ルールを設定するならユニバーサルにいかないとね(重要なのは、国により違いはあるが、今のところ余りにルール設定が男性寄りであり、また言説も男性側に偏りがちであるがゆえに、積極的な議論と是正が必要という話だ)。Zootopiaのジュディじゃないが、「マイノリティ」だから差別的感情を持たないわけでもないし、また差別的行動をしていいわけでも当然ないのでね・・・などと書きつつこの記事を終えたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます