高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

オキナワクロテンヒメシャク(沖縄島編16)

2009年12月19日 09時44分45秒 | Weblog
立ち寄ったコンビニのガラスに小さなヒメシャクが止まっている。
見た感じはどうってことのない、地味でありふれた蛾なのでつい見過ごしそうになってしまう。
高知県ではこのようなヒメシャクはよく見られるのだが、今回沖縄島ではこれ1頭しか見なかった。

帰って図鑑と照らし合わせて、分布からオキナワクロテンヒメシャクだろうと判断した。
似た種で同じ沖縄島に分布するミナミヒメシャクもあるが、丸みをおびた前後翅外縁の形からオキナワクロテンの方だと考えている。

日本では奄美大島、沖永良部島、沖縄本島、宮古島、石垣島、西表島、与那国島に、国外では台湾、中国に分布している。

幼虫はショウロウクサギ(クマツヅラ科)を食べ、刺激を与えるとヘビのようにとぐろを巻く。

(撮影:国頭村 2009.4.27)

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