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高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

サビモンルリオビクチバ(西表島編9)

2010年03月11日 09時56分51秒 | Weblog
夜の9時過ぎ、シロアリの大群の乱舞がややおさまってきた頃ライトトラップの白布を見ていると黒い大きな蛾がスーっと横切る。
これはもしかして・・・・・
白布はすでにシロアリの大群に完全に占領されてもはや蛾の止まるスペースなど全くない。

一端見失っってしまったが、ほどなく戻ってきて今度は地面に止まってくれた。
見ると後翅に青く光る紋がある。
かねてから狙っていたサビモンルリオビクチバだ!

ドキドキしながらそっと近寄り何とか撮影することができた。
一端止まると飛び立つことはあまりなくそれほど敏捷ではないようだ。
止まって時間がたつと後翅の青い紋は前翅の下に隠してしまうので早めに撮影する方がよい。

少ない種と思っていたが、今回の旅では西表島で2頭、石垣島でも2頭得ることができたのでラッキーだったかもしれない。

日本では石垣島と西表島に分布している。
沖縄本島では時折見つかるので定着しているのかもしれない。
奄美大島でも記録がある。
国外ではフィリピン、ボルネオ、インドに分布している。

幼虫はウコギ科フカノキ属のシェフレラで見つかっている。

(撮影:西表島大富 2007.5.15)

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ジスケ)
2010-03-12 09:09:33
これはカッコいいクチバですね!!

採集した時の喜びが、リアルに伝わってきました(^^)

南の蛾には円が有りませんが、こんなのが飛来するなら一度は経験してみたいですね!!
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すごいです (nabe)
2010-03-14 09:42:52
大きくて前翅はとがり、後翅は青く光る紋があり、ドキドキするほどとても魅力があります。
熱帯の蛾独特のからだつきですね。
八重山諸島では他にヨナグニサン他大型の種もいますが、私にとってはこれが一番の王様に見えます。
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