コンビニの明かりに飛来した蛾を探しているとキマエコノハを発見した。
前回も同場所でキマエコノハを発見し、2008年12月1日のこのブログの(沖縄編2)でも紹介している。
今回出会ったのこの個体は脚も触角も隠していて、知らない人が見たらこれが蛾とはまず思わないだろう。
天敵から身を守る見事な擬態でこのすばらしい模様には何度見ても驚嘆する。
6~11月に発生するというので4月はいないだろうと思っていただけに見つけたときは驚いた。
幼虫はコバノハスノハカズラ(ツヅラフジ科)を食べることが知られている。
この植物は沖縄本島以南の南西諸島、台湾、南中国からインドの亜熱帯、熱帯に分布するツル性の常緑樹で、南西諸島では海岸から山裾の林縁に多く見られる。
鹿児島県が北限らしく、食樹が他にないとすればキマエコノハはこの分布と重なるものと考えられ、これより北で見つかる個体はすべて偶産蛾になる。
南方系の蛾だが移動性がきわめて強く日本各地で見つかっていて北海道でも発見されている。
興味が沸いたので調べてみると九州と四国は全県、本州は北から青森、宮城、福島、群馬、滋賀、愛知、三重、京都、兵庫、島根、広島、山口、和歌山と驚くほど広範囲にわたり発見されているが、冬の低温と食樹がないので繁殖はできないだろう。
高知県では古く1964年10月21日に足摺岬で四国初記録されている。
(撮影:国頭村 2009.4.22)
前回も同場所でキマエコノハを発見し、2008年12月1日のこのブログの(沖縄編2)でも紹介している。
今回出会ったのこの個体は脚も触角も隠していて、知らない人が見たらこれが蛾とはまず思わないだろう。
天敵から身を守る見事な擬態でこのすばらしい模様には何度見ても驚嘆する。
6~11月に発生するというので4月はいないだろうと思っていただけに見つけたときは驚いた。
幼虫はコバノハスノハカズラ(ツヅラフジ科)を食べることが知られている。
この植物は沖縄本島以南の南西諸島、台湾、南中国からインドの亜熱帯、熱帯に分布するツル性の常緑樹で、南西諸島では海岸から山裾の林縁に多く見られる。
鹿児島県が北限らしく、食樹が他にないとすればキマエコノハはこの分布と重なるものと考えられ、これより北で見つかる個体はすべて偶産蛾になる。
南方系の蛾だが移動性がきわめて強く日本各地で見つかっていて北海道でも発見されている。
興味が沸いたので調べてみると九州と四国は全県、本州は北から青森、宮城、福島、群馬、滋賀、愛知、三重、京都、兵庫、島根、広島、山口、和歌山と驚くほど広範囲にわたり発見されているが、冬の低温と食樹がないので繁殖はできないだろう。
高知県では古く1964年10月21日に足摺岬で四国初記録されている。
(撮影:国頭村 2009.4.22)