高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

オキナワオオアカキリバ(沖縄島編15)

2009年12月18日 09時17分21秒 | Weblog
四国にはよく似たオオアカキリバやムラサキオオアカキリバがいるが沖縄には分布していない。
沖縄島で灯火に飛来したこれはオキナワオオアカキリバである。

沖縄にはもう一種同属のよく似たカバイロオオアカキリバもいるが、オキナワオオアカキリバが暗紫褐色なのに比べてカバイロオオオアカキリバはもっと明るい橙赤色をしているので区別できる。

オキナワオオアカキリバは日本では屋久島から沖縄の石垣島や西表島にかけて、国外では台湾やインドに分布している。
私はこれまで久米島や石垣島でも採集しており、沖縄では普通種と思われる。

成虫は冬を除いて3月から10月にかけてみられる。
幼虫はムクゲ、フヨウ、オオハマボウを食べ、地面の枯葉の下や土中で蛹になる。

(撮影:国頭村 2009.4.23)

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