高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

クロオビフタオとの再会

2009年10月24日 09時56分28秒 | Weblog
紹介する地元の新ネタ画像が思いつかなくなり、少し以前のもので生態写真ではないが今回は特別に標本画像にすることにした。

クロオビフタオは昨年高知県西部で発見し、「みんな蛾掲示板」でご教示を受け、このブログで紹介するとともに今年「誘蛾灯No.196」で「日本未記録のフタオガを高知県で採集」としてクロオビフタオと命名して報告した種である。

このフタオガはインドや台湾に分布しているのでてっきり偶産蛾であろうと考えていた。
ところが今年高知県中部で再び発見することになりとても驚いた。

このことから偶産蛾というより高知県に生息している可能性の方が高くなったといえるだろう。
再発見場所は自宅から車で片道30分ほどの近い地点なのでその後数回出向いたがここでの2頭目を見つけることはできなかった。

今後高知県における3頭目の発見が期待される。

(採集:宇佐町横浪半島 2009.8.25)

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3 コメント

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Unknown (yohbo)
2009-10-24 20:54:34
今晩は。

珍しさもさることながら,特異な翅形をしていますね。 こんなのが採れるからますます蛾の世界にハマっちゃうのでしょうね。(^^)

貴重な画像ありがとうございました。
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Unknown (ジスケ)
2009-10-25 08:05:07
おはようございます。

先日は大変お世話になりました、これがお話の有ったクロオビフタオですね。
yohbo さんが仰られている通り、ずいぶん変わった翅型していますね。

展翅が難しそう・・・・でもカッコ良い!!

私もいつか、こんな新発見してみたいですね。
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Unknown (nabe)
2009-10-25 09:47:54
yohboさん、ジスケさん、おはようございます。

フタオガの仲間でも特異な翅形のクロオビフタオはとても魅力があります。
今回はてっきりマルバネフタオと思ってうっかり生態写真を撮らずに毒管に入れて殺してしまいました。
取り出して初めて気がついた次第です。

この2個体の標本は国立科学博物館に送って確認してもらいました。

この調子で3頭目をぜひ見つけようと意気込んでいます。
このような目標ができるとますますやる気が出ますね。
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