詩人であり書家である相田みつをの作品に多くの人が共感するのは、さり気ない言葉のなかに生きることの本質や人生の指針を読みとることができるからではないでしょうか。以前ＴＶ寺子屋（日曜早朝の番組）に、ご子息が父相田みつをについて語っていた話によると、「彼は、毎日何百も時には何千も山のように書いたもののなかで、自分が本当に納得のいく２，３点を残してあとは全部焼却しておりました。自分にも作品にも厳しい人でした・・」そうです。その作風から、思いついた言葉をサラサラとしたためた・・と思われ
がちですが、決してそうではない、と。ＴＶにはその時下記の作品が映っていました。花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根は見えねえんだなあ
この「根は見えねえんだなあ・・」には色んな意味が込められていると思いますが、将にみつをの求道の姿勢が垣間見えるような気がします。さて、この見えねえ”根”は、料理で言えば、材料の調達、下準備などの仕込みにあたるのかもしれません。お客さまにお出しする料理は、いわば”花”の部分、その花を美味しく召し上がっていただくために、見えねえ根っこをしっかりと張っておくことが大切、と思う今日この頃です。
右上の写真は一つひとつ化粧帯をして店にやって来た岩牡蠣たち。来るたびにサイズアップしてます。お盆前辺りまでが食べ頃・・出会いがありましたら是非一度ご賞味ください。
下の写真は、”まおちゃん”の欧州旅行アルバム”ローマ編”です。脈絡がなくてすみません・・
【”神戸っ子ゴハン”記事へのリンク：http://www.kobekko-gohan.jp/2010/06/-50.html】
☆ ランチメニュー「肴菜御膳」（１８００円）は、恐れ入りますが、前日までにご予約をお願いします。☆ 団体様（１８名様まで）のご予約も歓迎！ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。
肴菜屋「わたり」
神戸市垂水区坂上２丁目１－２５
電話番号 （０７８）７５１ー７５８８
営業時間:
（昼）１１：３０～１４：００
（夜）１７：００～２２：００
定休日：水曜日（原則）
