親や教師あるいは上司から叱責を受けた時に、”叱られた”と感じるのと”怒られた”というのと2通りがあり、日頃はあまり意識せずに使っていますが、実はこの2つは全く別ものだというのを聞いたことがあります。つまり、”叱る”という行為はあくまで”相手の為に”叱るのであって、”怒る”のは自分の為、自分の感情をコントロールできなくて”怒る”・・この違いだそうです。
言い換えれば、”怒る”のは自分の鬱憤をはらすために爆発することですが、”叱る”ことのベースには相手に対する愛情があり、その人の成長のために注意をしたりアドバイスをすること。ですから、無関心であったり、見放されてしまうと、もはや”叱られる”ことさえもなくなる・・これは寂しいですよね・・ま、”叱られているうちが華”ということでしょうか。
大阪桜宮高校で、バスケットボール部の顧問教師による体罰を苦にした生徒が自殺した問題・・これはもう”叱る”や”怒る”の次元ではありませんね。だいたい、”体罰”という言葉自体がヘンですよね。”罪と罰”というように、”罰”は何か”罪”を犯した者に対して与えられるもの。真面目で一生懸命にキャプテンの重責を果たそうと努力していた生徒に対して、まるで見せしめのように何十発も殴るのは、これはもう暴力以外の何ものでもなく立派な傷害事件、生徒のご両親がこの教師を刑事告訴されたのは当然のことだと思います。
ところで、上手に”叱る”人は、上手に”褒める”そうです。とかく日本人はシャイで褒めることも褒められることも下手クソですが・・本音では誰だって褒められると嬉しいもの。褒められると”もっと頑張ろう!”と密かにモチベーションが上がりますものね。ブタもおだてりゃ木に登る!がごとく、この”褒めて伸ばす”手法は想像以上に効果があるようです。また褒められて嬉しいところを的確に褒めてもらうと、日頃から自分をよく見てくれていると感じます。ですから、そんな人から時たま”叱られる”と、素直に耳を傾けることができるということでしょうか。
毎年、この季節になるとランチタイムに足繁く通ってくださるお客さまがいらっしゃいます。ご注文は、決まって”牡蛎フライ定食”!言葉で褒めていただいたことはございませんが、これ以上の褒め言葉はないと嬉しく思っています。毎度ありがとうございます!
☆ ランチメニュー「肴菜御膳」(1800円)および「わたり御膳」(2700円)は、恐れ入りますが、前日までに(できれば3日前くらいまでに)予約をお願いします。
☆ 団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。
肴菜屋「わたり」
神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則)
【”神戸っ子ゴハン”記事へのリンク:http://www.kobekko-gohan.jp/2010/06/-50.html】