肴菜屋「わたり」

季節の魚・野菜を楽しめる和食の店が垂水にオープンしました!

お待たせしました!日生の牡蛎が入荷しました!

2011年10月30日 | 肴菜屋「わたり」

「今年はまだですか・・?」と何人もの方が聞いて下さるので実は内心驚いておりました。
お待たせしました・・牡蛎が入荷いたしました!ランチメニュー”かきフライ定食”(900円)、夜の一品”かきフライ”(800円)がスタートです。当店は、瀬戸内海国立公園日生諸島の恵まれた自然環境の中で養殖された”日生の牡蛎”を直送してもらっております。ぷりぷりでしかも
ジューシーな当店のかきフライを是非お楽しみくださいませ~。

牡蛎は、さまざまな料理で楽しめる食材で、フライはもちろん、酒蒸しや鍋もいいですね。ところで、この牡蛎、美味しいだけでなく”海のミルク”と言われるほど栄養価も満点・・タウリン、鉄分、カルシウム、グリコーゲン(糖原)の他、ビタミンA, B1, B2など多くの栄養素を含んでいるそうです。タウリンは、コレステロールや血圧を下げる働きがありますので、動脈硬化や高血圧など成人病の予防に効果あると言いますし、鉄分は貧血に悩む女性に必要不可欠な栄養素・・これらを豊富に含んでいるという牡蛎はなんと嬉しい食べ物でしょう!まさに”海のミルク”、”海の恵み”!

本日のテーマ、”牡蛎”にまつわる小ネタをいくつか・・
◆かきを漢字で”牡蛎”
と書くのは、カキには牝がなくて牡ばかりだと考えられていたためだとか。
◆日本のカキの多くは”
マガキ”
で、これには牡牝の別はあるが、その年に牡であったものが翌年には牝になったりと、年によって性別が変わる特徴があるそうな。さしずめマツコ・デラックスみたいなもんか。
◆英語圏では、月の名前に"R"がつく
月(May~August以外)が牡蛎を食べる時季だと言う
◆カキの殻はとても固くて開けるのが超困難・・なので、ペラペラとお喋りしない人をたとえる時に牡蛎を使うそうな。”あの人は牡蛎のように口が固い”とか”牡蛎のように無口”とか。英語でも同様の表現をするらしい。
同じく硬い殻をかぶったアワビは餌を求めて常に動き回る流浪型だが、プランクトンを食べる牡蛎は一旦付着したらそこから離れない定住型・・だから養殖に適しているそうな。
◆”グリコ”の社名の由来はグリコーゲン
。グリコの創業者が牡蛎の煮汁からグリコーゲンを採取して栄養菓子"グリコ"を創製したのが出発点だとか。

はい、いろいろ調べました!牡蛎を食べながらちょっと一杯・・って時の”話のネタ”
にしていただければ幸いです。

【お知らせ】 
11月の休業日は、水曜日および24
日(木)とさせていただきます。(23-24は連休)
なお、11月5日(土)は、昼夜とも貸し切りのご予約を承っております。ご了承くださいませ。


☆ ランチメニュー「肴菜御膳」(1800円)および「わたり御膳」2700円)は、恐れ入りますが、前日までに(できれば3日前くらいまでに)予約をお願いします。

☆ 団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。

肴菜屋「わたり」

神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則)

 【”神戸っ子ゴハン”記事へのリンク:http://www.kobekko-gohan.jp/2010/06/-50.html

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After Twenty Years (二十年後)・・

2011年10月26日 | 肴菜屋「わたり」

前にもブログに登場してもらったオー・ヘンリーの短編小説に”After Twenty Years”というのがあります。僅か数ページの短編ですが、すごく記憶に残っています。短編小説を要約するのは難しいですが、ざっと次のようなストーリーでした。

二人の親友、ボブとジミーが、「20年後のこの時間にここで再会しようぜ、お互いに元気でいればサ・・」と言って別れる。20年後の約束の時間が近づいた頃、ボブはその場所に立ってジミーを待っていた。別れた当時のレストランは別の建物になっていたが、その場所に間違いはない。夜も更けていたので人通りも少なく、警官が一人街を巡回しているくらいなものだった。

その警官が近づいてきたとき、「何でもないよ、お巡りさん、友人を待ってるだけなんだ・・」と、ボブは、煙草に火をつけながら20年前の約束の話をする。その胸には奇妙に見えるほど大きなダイヤのタイビンが輝いていた。「おれは一山当てようと西部に出発したんだ。ジミーはこの街をどうしても出たがらなくてな。あいつにとっての世界はここだけだったんだ。」その警官は、「興味深い話だね。でも20年というのは長すぎる時間だね・・」と呟いてその場を立ち去る。

やがて、もう一人の男が現れ、”ジミー!”、”ボブ!”と互いに呼び合い、あんなにチビだった君が随分ノッポになったものだ・・さあ心ゆくまで昔話をしようぜ・・と腕を組んで歩き出す。が、裏通りからドラッグストアのある表通りに差し掛かった時、「ちょっと待てよ、お前はジミーじゃねえな!」とボブは叫ぶ「20年は長い時間だが、人間の鼻を鷲鼻から獅子鼻に変えるほど長くはあるめえ」。

ジミーと思われた男は言う「善人を悪人に変えてしまうには十分な時間のようだがね。」・・この男は本物のジミー、つまり先ほど巡回していた警官から連絡をうけてボブを逮捕しにやってきた別の警官であった。ジミーは20年前の約束のことを思いながら街を巡回していたとき、自分を待っているボブの顔が煙草に火をつけるライターのあかりで浮かび上がるのを見て、それが指名手配中の男であることを確信したのだ。友人を自分の手で逮捕するにしのびず、同僚にその役割を頼んだのだった・・・

先日、同級生と23年振りに再会したことを書いていたとき、このストーリーを思い出しました。幸か不幸か私達の20年は、ボブほどドラマチックではなく、どちらかと言えば(地味~な)ジミーに近いものだけれど、それでも色んなことが駆け抜けていった20年でした。これからの20年もあっと言う間に過ぎるんだろうな・・そう思うと毎日が愛おしいような気がします・・物思う秋!


☆ ランチメニュー「肴菜御膳」(1800円)および「わたり御膳」2700円)は、恐れ入りますが、前日までに(できれば3日前くらいまでに)予約をお願いします。

☆ 団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。

肴菜屋「わたり」

神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則)

 【”神戸っ子ゴハン”記事へのリンク:http://www.kobekko-gohan.jp/2010/06/-50.html

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限界に挑戦する姿の美しさ

2011年10月23日 | 肴菜屋「わたり」
今季のプロ野球、阪神ファンには残念な結果に終わってしまいましたね。一時は首位に2.5差まで追い上げたのに、その後はズルズルと後退してクライマックスも逸してしまいました。日本一熱い阪神ファンから、かなり厳しいブーイングを受けていた真弓監督は今季で退任・・これはもうしょうがないですね。ところが、不思議なのは、結果が全ての勝負の世界で、リーグ優勝を果した中日の落合監督が今季で契約終了(解任?)というのは、ちょっと理解に苦しみますが、恐らく”俺流”を貫く天才を会社が使いにくいというのが本音かもしれませんね。他チームのことはさて置き、阪神の新監督には生え抜きの和田コーチの昇格が決定しそうですね。新体制となって生まれ変わるに違いない阪神タイガースに期待しましょう・・来年こそ!

ところで、先だって東京で開催された、世界体操選手権をご覧になりましたでしょうか?内村航平選手の個人総合3連覇、凄かったですねえ。これは前人未到、史上初の快挙だそうです。彼が優勝を決めた鉄棒の演技は、鳥肌がたつほど華麗な演技でした。鉄棒を飛び越えて宙返りをしながら身体をひねる最高G難度「カッシーナ」という演技にはもう目が点になってしまいました。なんであんなに凄いことができるんでしょう・・人間技とは思えん!しかもこの超人は、「まあまあの出来・・」と言うのです。クールなハニカミ屋の彼は、決して豪語しているのではなく、本当に普段からもっと凄い技をこなしているのでしょうね。一体全体、人間の身体能力、運動能力はどこまで進化するのでしょうか・・・

スローモーションで見る演技中の内村選手の一瞬一瞬の身体の線のなんと美しいこと・・足のつま先までピッと伸び、人間の肢体、躍動がこんなにも美しいことに感動すら覚えます。最も凄いのは最後の着地・・何故あんなにピタッと止まるのか不思議ですよね。解説によりますと、その秘密は彼の演技の”スピード”と”目線”にあるそうです。空中で跳んだりひねったりするスピードが早いために余裕をもって着地態勢を整えられるのだそうです。しかも空中で演技をしている時に目線はすでに着地の位置を確認しているということらしい。CMのナレーションで同選手が語っているように、「練習して、練習して、練習して・・」その成果の華麗なる演技とあくなき限界への挑戦に拍手喝采をせずにはいられませんでした。

体操の次はバレーボールワールドカップ、そしてその後にはいよいよフィギュアスケートのシーズン到来です。昨シーズンは試合ではあまり良い結果がだせなかった浅田真央選手、今年は「美しいスケート」を目指しているそうです。今でも十分、誰よりも美しいスケーターだと思いますが、さらに期待が高まります。ガンガレ~真央ちゃん!


☆ ランチメニュー「肴菜御膳」(1800円)および「わたり御膳」2700円)は、恐れ入りますが、前日までに(できれば3日前くらいまでに)予約をお願いします。

☆ 団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。

肴菜屋「わたり」

神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則)

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シー・ユー・アゲイン!

2011年10月19日 | 肴菜屋「わたり」

先に、新ランチメニュー”わたり御膳”をご案内させていただきましたが、おかげ様で最近ボチボチご予約をいただく様になり、有難く思っております。以前に”肴菜御膳”を召し上がって下さったお客さまが、トライしてくださるケースが多いです。「”肴菜御膳”も豪華やけど、”わたり御膳”は、会食にぴったりやね。酒の肴になる料理満載で酒が美味しく飲めるなあ~」と言ってくださったお客さまがありましたが・・有難うございます。まさにソコが当店のネライでございます。ご家族、ご友人同士、サークルなどのお集まりにご利用いただければ幸いです。

友人同士の集まり・・当店をご贔屓にしてくださるお客さまにも色んなグループがありますが、気のおけない友人同士が、飲んで食って語らいながら楽しい時を過ごされるのを見るのは、料理をお出しする側の私たちも嬉しくなります。

嬉しいと言えば、つい最近、本当に嬉しいサプライズがありました。鈴蘭台高校時代の友人たちが、ひょっこり店に来てくださったのです。ナント23年ぶりの再会!でも昔の仲間はすぐに分かるものですね。勿論、一緒にグランドを駆けていた紅顔の美少年たちも、今やそれなりのオッサンに成長してはおりますが・・
お互いに。でも話をしていると、すぐに学生の頃に戻ったような気持ちになるのは不思議でした。

さらに、驚いたことに、その翌日の夜も同じクラスだった別の旧友たちが当店で一席もうけてくれました。2日続けて同級生たちとの再会・・こんな偶然もあるものですね。懐かしい昔話に花が咲き、まるでタイムスリップしたかのようでした。「渡が垂水で和食の店をやってるそうだ・・」と聞いて、遠く堺や西神の方からわざわざ足を運んでくれた友人たちに感謝です。大いに盛り上り、次回は他の友人たちも誘ってまた集まろうと再会を約束・・嬉しいかぎりです。また会う機会を楽しみにしてるよ~!
 

☆ ランチメニュー「肴菜御膳」(1800円)および「わたり御膳」2700円)は、恐れ入りますが、前日までに(できれば3日前くらいまでに)予約をお願いします。

☆ 団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。

肴菜屋「わたり」

神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則)

 【”神戸っ子ゴハン”記事へのリンク:http://www.kobekko-gohan.jp/2010/06/-50.html

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芸術の秋・・酒井抱一からフェルメールまで

2011年10月16日 | 肴菜屋「わたり」

秋はもっぱら”食欲の秋”という例の”まおちゃん”ですが、今年は珍しいことに高尚なる”芸術の秋”も楽しんだそうです。「先々週は姫路で酒井抱一展、先週は京都でフェルメール展を見てきた・・よかったわぁ♪」と言います。

一筆画教室で話題になった酒井抱一展は、赤いレンガの建物が美しい姫路市立美術館にて。平日の午後というのに随分人が多く人気の高さがうかがえたそうな。酒井抱一は、尾形光琳、俵屋宗達と並んで、江戸琳派を代表する絵師で、今回の展覧会は抱一生誕250周年を記念して開催されたもの。

抱一は姫路藩主酒井家のお坊ちゃま、しかし次男坊であったため狂歌や浮世絵などの市井の文化に没頭し、後には出家しますが生涯芸術に身を投じた人だといいます。それにしても、その展示作品の数の多さ、構図と色の美しさは圧倒的だった・・と”まおちゃん”はすっかり抱一派になったようです。ことに、目近で見た重要文化財の”秋夏草屏風二曲一双”の実物は、素晴らしかったそうです。帰りに姫路城沿いに散策して、お城の真向かいにあるイーグレでランチを食べて帰ってきた・・やっぱり”まおちゃん”の場合は、”芸術の秋”も”食欲の秋”とセットのようです。

一方、京都市美術館で開催されていた”フェルメールからのラブレター展”は、前評判が高く1時間くらい並ぶのは当たり前・・と聞いていたけれど、20分待ちくらいで入場できたのラッキーだったと”まおちゃん”。さらにラッキーだったのは、右膝人工関節のハンディキャップ手帳をもっている彼女は、ナント入場料無料だったそうで、”京都市って太っ腹やわ~”と感激しておりました。お目当てのフェルメール3作品の前は当然黒山の人盛りだけどなんとか粘って最前列へ。”光りの魔術師”とよばれる17世紀オランダ絵画を代表する巨匠の作品、特に修復後世界初公開という”手紙を読む青衣の女”のラピスラズリを原料としたフェルメールブルーを、しっかりと目近で見ることができて感激だったそうです。

有名な絵画は写真集などでいくらでも見ることができますし、むしろその方が細部までじっくり観賞できるのかしれません。展示場で本物を見る価値は、写真でははっきりと知ることができない”大きさ”を実感できること、それが醸し出す全体の雰囲気を肌で感じられること、そして”本物”を見た!という満足感・・にあるのかもしれませんね。

写真は”明石の天然鯛塩焼き”。実は、京都からの帰りに”まおちゃん”と友人の御一行さまが当店に立ち寄ってくれた時にお出しした一品です。”やっぱり、本物は違うわ~”と、皆さまご満悦でした。

【お知らせ】 
10月の休業日は、水曜日および20
日(木)とさせていただきます。(19-20は連休)
どうぞよろしくお願い致します。
 
 

☆ ランチメニュー「肴菜御膳」(1800円)および「わたり御膳」2700円)は、恐れ入りますが、前日までに(できれば3日前くらいまでに)予約をお願いします。

☆ 団体様(18名様まで)のご予約も歓迎!ご予算ご希望に応じますのでご用命ください。

肴菜屋「わたり」

神戸市垂水区坂上2丁目1-25
電話番号 (078)751ー7588
営業時間:
(昼)11:30~14:00 (ラストオーダー13:30)
(夜)17:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:水曜日(原則)

 【”神戸っ子ゴハン”記事へのリンク:http://www.kobekko-gohan.jp/2010/06/-50.html

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