■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

京都嵐山 「大覚寺」 は、格式高く‥‥。

2013年07月23日 01時05分10秒 | 史跡・歴史巡り
京都は嵯峨野の「旧嵯峨御所大覚寺門跡」通称名「大覚寺」は、嵯峨天皇が建立された「離宮嵯峨院」を起源とし、お孫さんにあたる「恒寂入道親王」を初代住職としたお寺に改められたが、実はこの初代住職は、天皇になる立場だったのだが、藤原一族の政争に巻き込まれ、ついには皇太子の身分をも廃立されると言う立場にまで追い込まれた方だったのだ。燈籠と唐門のツーショットがいい感じ。



余談になるが、我が家に古くから残る家系図があった。藤原氏の世に出ない末裔の次男三男は、仏門に入る慣わしがあり「杉本寺」の寺院の住職になっている人もいる。親父の寺は「善照寺」で、藤原氏の地元で案外多い両寺院‥‥家に安置していた家系図は極めて複雑そのもの。





牡丹の間の「牡丹図」や、北側の紅梅の間の「紅梅図の襖絵」(ともに狩野山楽筆)はお見事で、訪れた人の目の保養になっている。奥へ進むと廊下は、二条城と同じく歩くだけで「キュッ!キュッ!」と木が軋む音?いやいや忍び避けって言うか、侵入者の発見を早くできるような工夫が施されている。そぉ~っと歩いても「キュッ!キュッ!」と音は消せない。





亡き祖父の嵯峨天皇がこよなく愛された「離宮嵯峨院」をお寺に出来るよう勅許を得て、弘法大師「空海」を宗祖と仰ぐ真言宗の寺院「大覚寺」が誕生し、それ以後、明治の初頭まで代々天皇もしくは皇統の方が住職を務められた、格式高い門跡寺院として今日に到るのだ。



この大覚寺のお庭は、白砂が敷かれており、かつての江戸城と同じ事から、「暴れん坊将軍」は度々この寺院で撮影を繰り返し、「松平健」が、白砂の上で立ち回りをしていたそうだ。



敷地内には、弘法大師空海の薦めにより、嵯峨天皇が浄書された「般若心経写経の根本道場」として、今も心を「無の境地」に追いやって信心されている方もおられる。また「いけばな」発祥の寺であり、「いけばな嵯峨御流」の総司所(家元)でもある。このように、今では庶民の間に広まっているような高尚なものは、大抵京の天皇家・公家から発祥している。






……………<切り取り線>……………

ご訪問してくださってありがとうです。
どなたさまでも、お気軽にコメント戴けると嬉しいです。
「CANON 一眼レフ」と「CANON Power Shot G7XⅡ」と「iPhone」での撮影です。
日本ブログ村 こだわり料理部門、写真ブログ部門に参戦しております。


下のバナーをポチ(クリック)して頂くと励みになります。






コメント (19)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「うな丼500円」 宇奈ととか... | トップ | 雄琴温泉 「雄山荘」 温泉を... »
最新の画像もっと見る

19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (tomato)
2013-07-23 06:43:30
おはようです^^

嵐山ってなかなかいかないので、こちらも初めてです。
素晴らしいです^^
京都の魅力、炎クリさんは、どこまでもご存じなんですねー
素晴らしい^^

わさび、へーこんな食べ方が~
生わさびの香りって半端じゃないですもんねー
美味しそうです^^

ポチです。

いつもありがとうです。
返信する
Unknown (.しじみちゃん)
2013-07-23 08:22:33
おはようだす

すごーーーい、すごーーい

美しいお写真がいっぱい♪

何々?ゆっくり読みたいだすが、又

こんな時間、又あとでゆくりおじゃましまふ

とりあえずぷっちん とりぷっちんだす
返信する
静かで落ち着いた寺・・・・・ (炎クリ)
2013-07-23 09:00:05
>>tomatoさん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

嵐山までは遠いですからね♪^^;
嵯峨野あたりも、有名なところもそうでない所もあり、
面白い場所ですよ。
ただ、時間がかかりますけどね。

この「山わさび」は、ホースラディッシュです。
北海道はこの食べ方がメジャーだそうですので、
忠実にやってみました。
応援(^_-)-☆ありがとうです!


>>しじみちゃん
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ

落ち着いた場所に、足元だけがキュッキュッって・・・・
興味深いものや、白砂のお庭が綺麗でした。
時代劇撮影のメッカになるのも理解できますよ。
画像に、お褒めのお言葉ありがとうです。
とりぷっちん(^_-)-☆ありがとうです。
返信する
Unknown (メロン)
2013-07-23 10:20:00
こんにちは^^

京都嵐山、懐かしいです♪
学生の頃、修学旅行で行った記憶が♪
こういう場所っていつまでも大切に残して貰いたいですね!

本物のわさびってまだ味わったこと無いかも(汗
身体にも良いらしいですね!
殺菌効果がありそうです。

今日のポチッ☆
返信する
こんにちは^_^ (はーい♪にゃん太のママ)
2013-07-23 13:32:18
藤原氏の末えいなんですね。
私の名字も天皇の臣籍降下した名前だとも。。。
ホントにルーツをたどるとほとんど天皇につながっていくのデスよね。
はるか昔ですけどね
ああ~
嵯峨野の抹茶のカキ氷が食べたいなあ~
返信する
Unknown (クッキー)
2013-07-23 13:39:34
山葵の究極な味わい方ですね~。
生姜では食べたことありますが・・。
「キュッ!キュッ!」と鳴る廊下って
宿坊に泊まった時にありました。
炎クリさん、藤原氏の末裔なんですか!(@@
ぽち。
返信する
これは「山わさび」で・・・・ (炎クリ)
2013-07-23 21:00:00
>>メロンさん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)

修学旅行では、絶対にはずせない地域だと思います。
嵐山~嵯峨野は、賑やかなところから、
少し離れたところに良い感じの場所がありますよ。

山葵は「山わさび」で、ホースラディッシュと言うもので、
北海道に自生していたものです。
よくローストビーフについているもので、シャキンとする味でした。
応援(^_-)-☆ありがとうです!
返信する
一応・・・末裔のようです・・・・ (炎クリ)
2013-07-23 21:27:12
>>にゃん太♪ママさん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)

世が世なら・・・・って、どんだけ違った歴史展開だ!
しかし、二男三男の冷や飯食いには変わりないですけどね。
嵯峨野って言うか、嵐山付近にはカキ氷を始め、
ソフトなどの凄い種類があり楽しめますよね?
今でも、修学旅行生でごったがえす嵐山渡月橋付近です。
いつも(^_-)-☆ありがとうです。


>>クッキーさん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)

本わさびと違って、ややパサパサ気味なんで・・・・
って、北海道の人はこれを「山わさびの醤油漬け」と言うらしいですよ。
土生姜は、ワシも大好きで大根おろし的にやったことありますが、
オカンにやめろ!と言われましたね。

ギィギィとなる廊下は、日本海の富田屋の宿でも経験してます・・・・
あの魚介類の美味しい宿の素泊まりでした。
応援(^_-)-☆ありがとうです!
返信する
嵐山 (英さん。)
2013-07-23 22:24:15
こんばんは。

京都、嵐山というと、多くの歌にもなっており、独特のロマンを感じますね。
美しい写真、ナイスです。
中でも、赤のワンポイント、消火器でしょうか・・・シャレじゃない。
数十年前、渡月橋の近くに泊まったはずなのに、詳しい記憶がありません。
いつかまた行きたいです。
生け花発祥の地とは、知りませんでした。
ワサビごはんもおいしそう。

大応援団派遣\(^o^)/
返信する
消火器は興ざめ・・・・^^; (炎クリ)
2013-07-23 23:44:45
>>英さん。
こんばんは。(*⌒ー⌒*)

ああ、京都嵐山大覚寺♪~とか言う歌もありましたね?
いやいや、消火器は興ざめでしょう・・・・しかし、消防法で定めた規定なので仕方なしでしょう。

生け花や、おひな祭りも、元は宮中のお遊び、
天皇家や公家さんからの発祥ってことですね。
英さん。は、目標を持って宿泊しなかったようですね?
漠然と行くのと、目標がある場合は大きく違ってきますよ。

大応援団派遣(^_-)-☆ありがとうです。
返信する

コメントを投稿

史跡・歴史巡り」カテゴリの最新記事