■炎のクリエイター日記

美味しいもの・史跡が持つ歴史のご紹介。お料理はプロ・自作を問わず鮮明な画像で、どんな素材も関西仕立てにクリエイトします。

飛騨の里 ~山岳部の生産用具と入母屋造り~

2023年09月28日 14時57分54秒 | 旅行ぶらり散歩
時代の流れと共に失われていく、古い民家や数々の生活用具を展示している「飛騨の里(1971年開村)をご紹介する。飛騨の豪雪に耐えた、入母屋造り・合掌造りの民家を飛騨の各地から移築した施設となっている。生活の糧となる稲作作業に必要だった農器具や、雪深い山村で藁細工・刺し子細工・組み紐などの民芸品に勤しむことで、山岳部の生活を支えたようだ。





内部の囲炉裏まわりを見ていると、飛騨高山の極寒の冬季に囲炉裏端で煮炊きもの・焼きものなどをしながら、暖をとる家族の姿が浮かんでくるようだ。土間を挟んで馬小屋が見え、顔を出す馬と目が合うような作りとなっていて、一家の働き手として馬・牛は家族同様の扱いを心掛けたようだ。同じ角度の上部には神棚があり、逃れられない苦しさは心理的に神仏にすがったようだ。





昔の山間部では、なんといっても稲作作りは最重要で、束ねた稲の乾燥は山岳部に多い5段稲架(はさ)で、天日(太陽光線)と風によって乾燥させる稲掛(いねかけ)作業を採用されていた。さらに農器具は重要なもので、軒先を利用して保管していたようで、大八車の車輪もスペアを確保する慎重なところを垣間見た思いだ。





旧若山家だった「入母屋造り(荘川造り)は、白川郷に見る合掌造りに移行するうえで、そのルーツとしても貴重なプロセスが、建築様式に盛り込まれている。この建築を見ると、朧気ながら合掌造りが浮かんでくるかのようなイメージだ。この施設は地元の方・学校の生徒・身体の不自由な方・農作業を実際に行う人たちの協力で成り立っている。





玩具のけん玉で、欧米からの旅行者が失敗ばかり繰り返していた。ここでひと言‥‥‥手や腕は使わず膝の屈伸で真上にあげた玉を、膝の屈伸で受け入れるようにキャッチすると成功は近いと再現アドバイス。たったそれだけで、お見事に成功させた欧米人も凄いが、ワシのアドバイスも少しは功を奏したようだ。ここでも郷土料理の保存食でもある朴葉寿司をご紹介するが、奈良の柿の葉寿司の飛騨版とも言えるイメージだ。









‥‥‥‥‥<切り取り線>‥‥‥‥‥

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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (くにちゃん)
2023-09-28 16:00:40
こんにちは~
炎クリさん♪

そっくりそのままに日本昔話に出てくる佇まい…
四季折々の風情に彩られる
飛騨の里は
日本人勿論の事、外国人の人気スポットなの、納得です
歴史的な家屋に、当時の生活の様や農作業等を
見学しながら、
紙すきや、色々と
実体験も出来るんですね
けん玉のコツを伝授て
三山ひろしばりに(笑)、
炎クリさん♪一目おかれて、
これも、一期一会(笑)😀✌楽しい思い出になりますよね~
どれも、
じっくり見て廻れば
相当に歩きますし
時間忘れてしまいそうです
朴葉寿司も
ひと息入れるのに、最適ですね❤😀
夏を過ぎ
秋色に染まる飛騨の里山も
美しい事でしょうし
冬の、雪が降り積もった水墨画の景色
圧巻なんでしょうね

炎クリさん♪
今日も素晴らしい景色を楽しませて頂きました
ありがとうございます😀✌
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Unknown (copelonmaru)
2023-09-28 16:12:28
こんにちは

高山やっぱりいいですねー、ここは知りませんでした。
けん玉、膝を使うとは、新しい認識です。

朴葉寿司、ウチのあたりだと、岐阜のかたの手作りものをよく頂きました。
(最近もらえない。・゜・(ノД`)・゜・。)

それぞれの、ご家庭でビミョーに違っていますねー。
食べたいです。
柿の葉寿司より、具材がたっぷりですねー。

いつもありがとうございます。
返信する
Unknown (sinjyusai)
2023-09-28 17:01:31
こんにちは。

茅葺屋根も見事ですね、維持するのも大変でしょうね

一度は囲炉裏の横で呑みたい願望があるんですが
中々チャンスは無いですね。(笑)

最後の押し寿司?美味しそうですね
返信する
Unknown (suisuimedaka)
2023-09-29 03:21:39
飛騨高山には昔の風情を漂わす所が沢山あるんですね・・うちの近所に、かやぶき屋根の家があって(今は無いけど)それが珍しかったのか小学校から見学依頼があったと聞いてます。うちにも古い物が沢山あって、建て替える時に古道具屋さんが欲しがってましたよ🥹建て替える前は土間があって釜戸があって、土間を上がると暖炉がありましたよ(日本昔話みたいな世界でした)
返信する
Unknown (ビオラ)
2023-09-29 07:05:23
お早うございます〜。

飛騨の里〜、昔に、タイムスリップしたかのようで、興味深いです〜

>入母屋造り・合掌造りの民家を飛騨の各地から移築した施設
↑↑
・・・色んな建物で、聞く語・・・なんですが、

「移築」って、どーやって、移動するんだろう〜って、昔からの疑問です・・・。
上手く、再建するのって、難しそうですが・・・??😊

・・・上手に、集結されているのですね〜♫


>暖をとる家族の姿が浮かんでくるようだ。
↑↑
・・・ほんと、生活風景が、想像できそう〜🎶


車輪のスペア・・・、ビオラの家にも、車輪のオブジェがありますが・・・、何も考えずに、素敵!と思って、インテリアとして、飾っていますが(苦笑)、スペアとして、置かれていたりしたんですね・・・。

奈良の柿の葉寿司の飛騨版のような、朴葉寿司〜、とっても美味しそう〜、こちら旅した際は、味わってみたいです〜♪
返信する
Unknown (しじみ)
2023-09-29 10:07:10
こんにちは

テレビでは見た事あるだすが
本物を見た事ないだす

昔の人とはいえ
知恵と便利がつまった
お家だすね

素敵な自然の中にどっしりと
建ってる姿はかっこいいだすね

ぷっちんだす
返信する
囲炉裏もテーブルなら我が家にもあって‥‥‥ (sugichan_goo)
2023-09-29 16:16:21
こんちは。(*⌒ー⌒*)ゞ
いつもコメントありがとうです。


くにちゃん
まんが日本昔ばなし‥‥‥少し携わっていたことありますが、良い番組でした。天井裏なんて、貧乏神さんが座って良そうな感じでしたよ。飛騨の里は、知る人ぞ知るスポットらしいですね。外国人さんの多いこと‥‥‥自分家に例えば米国に西部劇村みたいなのがないだけに、日本の歴史に触れて優越感を得ているんでしょうか?(笑) けん玉の外人さんは、お土産に一回り小さいけん玉を買ってましたよ。朴葉寿司的な保存食は、どこの地方にもあって興味深いですね。

りんこちゃん。copelonmaruくん
高山もお酒を飲みまくるか、飛騨の里はお勉強にもなって、行って良かったですよ。けん玉の「膝使い」をご存じないとは、りんこちゃん成功したことないですか?(笑) 朴葉寿司を、現実に食べておられたってのは不思議な感覚ですよ。朴葉寿司的な保存食は、どの地方でも似たものがありますね。

Sinjyusaiさん
茅葺屋根は、藁で編んだ縄で結わえてあるだけで、釘なんて使っていないですから、見事と言えば神業的ではないでしょうか? 囲炉裏の横で呑むって、囲炉裏テーブルなら我が家にありますよ。あれでは情緒が無いって?(笑)

くりんママさん
飛騨高山でも、飛騨の里は歴史博物館のようなものですよ。街並みに旧街道や街道沿いのイメージがありましたが、囲炉裏や土間があるって、本当にまんが日本昔ばなしのイメージですね。囲炉裏の端に焼くお魚やお肉をぶっ建てて、遠火で焼いてお酒をやりたいですね。

ビオラさん
飛騨の里は、歴史民俗博物館のようで、近隣在学生達のお掃除や整理整頓など、奉仕作業をされているようで、町をあげてのフォローをされているのにはビックリでした。組み紐の実演講習会なども興味ありましたが、高野山の真田ひもみたいなことでもあります。タイムスリップしたとすれば、寒いのは辛いので嫌ですね。入母屋造りや合掌造りの民家を移築する技術は、その昔はお城を建てるより移築の方が早いと聞いていますので、このくらいの家屋ではお手の物なんでしょう。暖をとるだけなら、我が家にも囲炉裏テーブルがありますよ。車輪のオブジェは、センスがよく粋ですよね? 朴葉寿司も、今度は自分で作ってみたいです。

しじみちゃん
ワシは京都の美山でも、茅葺の里がありますので、何かと知っているんですが、これだけ移築して入母屋造りの村を、ひとつ作りあげてしまうなんて、スケールがデカくて良いですね。夏場は「蚊」とかは考えないでいると快適ですが、冬場は異常に辛いのが目に見えて安易に予想できますね。


皆さんの応援を感謝します。
いつもありがとうです。(^_-)-☆
返信する
Unknown (おおばかめぐみ)
2023-09-29 19:21:28
こんばんは。

まさに日本昔ばなしの世界ですね。
岐阜市でも静岡県民のぼくには寒すぎでしたので、飛騨高山では生きていけない気がします😓
返信する
正式名の存在があって‥‥‥ (sugichan_goo)
2023-09-30 00:41:27
おおばかめぐみさん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ

正式名ってあるんですよ「まんが日本昔ばなし」って言うんですけどね、昔一時はお仕事で有名なアニメの製作PRに噛んだことがありますよ。あの語り手は、市原悦子さんと常田富士男さんの、たった二人で全部をカバーしているんで見事ですよね。そう言えば、確かに上高地から岐阜って全般を通して寒かったですね。

いつもありがとうです。(^_-)-☆
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