本気(マジ)で法曹を志すならば(6)
思うに,企業に入社する意味での「就職」と,法律家というプロフェション(profession)を業とする「就業」とは違います。特に弁護士に関していえば,やはり職人の面があるでしょう。独りで生計を立てていく気概と基盤がなければ,職人芸も光りません。その意味では,弁護士として,一般民事や家事・刑事,その他一通りの法律実務がきちんとこなせたうえでの「専門性」・「先端性」でなければならないのです。
世間一般は,我々弁護士について,まずは訴訟代理人という側面に期待しているものと思われます。確かに,弁護士の職域は広くて,裁判所の仕事ばかりをしているわけではありませんし,特に東京のように専門化・分化が進んでいる地域では,法廷活動をほとんど行わない,あるいは裁判所に行ったことがないという弁護士もいないわけではありません。
(次回に続く)
思うに,企業に入社する意味での「就職」と,法律家というプロフェション(profession)を業とする「就業」とは違います。特に弁護士に関していえば,やはり職人の面があるでしょう。独りで生計を立てていく気概と基盤がなければ,職人芸も光りません。その意味では,弁護士として,一般民事や家事・刑事,その他一通りの法律実務がきちんとこなせたうえでの「専門性」・「先端性」でなければならないのです。
世間一般は,我々弁護士について,まずは訴訟代理人という側面に期待しているものと思われます。確かに,弁護士の職域は広くて,裁判所の仕事ばかりをしているわけではありませんし,特に東京のように専門化・分化が進んでいる地域では,法廷活動をほとんど行わない,あるいは裁判所に行ったことがないという弁護士もいないわけではありません。
(次回に続く)