菅原貴与志の書庫

A Lawyer's Library

Lloyds of London

2013-10-26 07:30:00 | 日記

 今回の出張では、ロンドンとパリで16社の保険引受人(underwriter)に合計8回のプレゼンテーションをこなしましたが、その合間、2年ぶりにロイズ・ビルの内部を訪れました。上の写真は、アンダーライティング・ルーム1階にあるロストラム(The Rostrum)前。内部に釣り下げられているのが"Lutine Bell"、手前が"Loss Book"です。

     

 この鐘は、かつて付保された船が遅延して目的地に到着するたびに打ち鳴らされたそうです。それが良い知らせの場合は2回、悪い知らせの場合には(到着しない場合も)1回と決められており、あのタイタニック号が沈没したときも1回鳴らされました。


          

 また、ロンドンでの更改交渉に先立ち、ガーンジー島(Bailiwick of Guernsey)に渡り、再保険会社(captive)の取締役会に出席しました。

            

 ガーンジーへはガトウイック空港(LGW)からaurignyのATR機で行きましたが、出発ロビーにあったのがファッションブランド"Superdry"の店舗。創業者が日本に来たとき、アサヒビールのスーパードライにひらめきを受けて名づけたとのこと。あのベッカムやハリー・ポッターのダニエルも愛用の英国ブランドだそうですが、なぜ「極度乾燥(しなさい)」という命令形に…??

     



 

 

霞が関寄席(第7回 馬吉・駒与志二人会)

2013-10-23 00:00:00 | あいさつ

 十二月霞が関寄席「金原亭馬吉・駒与志二人会(第7回)」

           

 来る12月4日に霞が関寄席「馬吉・駒与志二人会」が開演されます。

 Web上でも申込受付中。

  http://www.kk2.ne.jp/seminarevent/sem_biz89.html   facebook「霞が関寄席」


  と き:平成25年12月4日(水)
  開演時刻:18:45~
  出演者:金原亭馬吉、金原亭駒与志


     
      馬 吉

     
      駒与志

  木戸銭:2,000円(エキスパート倶楽部でお使いになれる1ドリンク券付き)
  ところ:霞が関ナレッジスクエア「スタジオ」
  (千代田区霞が関3-2-1霞が関コモンゲート ショップ&レストラン西館3階
  オンライン申込み: http://www.kk2.ne.jp/seminarevent/sem_biz89.html
  電話・FAX申込み: 電話:03-3288-1921、FAX:03-5157-9225


        

Aviation Insurance Renewal

2013-10-17 00:00:00 | 日記

 今日から約1週間、航空保険契約の更改交渉で欧州出張します。

 今回も主な仕事の舞台は、Lloydsがある "City of London"

       

とパリ。            

 Grobal Aerosapceなど、Underwrigher(保険引受人)に対するプレゼンテーションを約10回こなす予定です。

                        

 また、1年ぶりに"captive(再保険会社)"のあるBailiwick of Guernsey(ガーンジー島)も訪れます。


             


 マーケットは引き続きソフトではあるものの、気合を入れて更改交渉に臨みます。 "Do my best!"
 行ってきます!

リスクマネジメントの要点

2013-10-01 00:00:00 | 菅原の論稿

 『Business Law Journal』最新11月号(68号)21頁の特集「不祥事発生後のダメージ・コントロール」に、インタビュー記事『担当者が知っておくべき リスクマネジメントの要点(メディア対応を中心に)』が掲載されています。

 企業不祥事の発生時、法務部門の担当者はどのような点に留意すべきかについて、メディア対応を中心に私見を述べたものです。

 メディア報道がstakeholderの感情に大きく影響し、経済的損失と名声毀損(reputation damage)は、メディアの批判的報道の量が決定します。どれくらいの期間、どれくらいの頻度で、メディアによって批判的な報道がなされたかによって、経済的損失とレピュテーション・ダメージは決まるのです。
 そこで、本稿では、
①不祥事が起こったとき、担当者がとるべき対応、
②情報開示にあたって、どのような点に気をつけるべきか、
③調査の途中段階で謝罪を求められた場合、どうすべきか
など、不祥事発生時の対応について具体的な解説をしています。

 トラブルの顕在化は恥ずべきことではありません。不祥事対応を成長の糧にして、リスクに強い企業体質を作っていくことこそが重要だと思います。