来る3月4日、慶應義塾大学の法学部と法務研究科が共催して、中国の清華大学から3名の先生を招聘し、「企業再編の現代的課題――日中民商法比較の観点から」と題するシンポジウムを下記のとおり開催することになりました。
本シンポジウムの目的は、日中両国において進展著しい民商法に関して比較法の観点からの学理的成果を得ることにあります。さらに、慶應義塾法学部と清華大学との学術交流が継続的に行われる契機となることも期待されています。
来日される、王保樹清華大学教授と朱慈温同大学教授は、中国法学界において重責を担われており、また朱大明同大学専任講師は、一橋大学で博士号(法学)を取得し日中両国の法事情に詳しい新進気鋭の商法学研究者です。
記
慶應義塾大学法学部・大学院法務研究科共催
「シンポジウム・企業再編の現代的課題――日中民商法比較の観点から」
開催日時:平成26年3月4日 10時~17時
場 所:慶應義塾大学(三田キャンパス)南館ディスタンス・ラーニング室
シンポジウム内容
10時~:池田眞朗教授「会社再編と債権譲渡・債務引受・契約譲渡」
王保樹教授「中国民法改正」
金山直樹教授「利息制限法の脱法と法人格否認」
14時~:宮島司教授「濫用的会社分割と詐害行為取消」
朱慈温教授「中国における組織再編」
菅原貴与志教授「事業譲渡をめぐる実務問題~債権者保護を中心に」
朱大明専任講師「中国証券法改正と組織再編」、
※中国語での発表は同時通訳