国際法務入門 第1回
経済の国際化の進展に伴い、各企業が外国との取引に直面する機会も急増している。突然に英語で書かれた契約書の案文が送られてくることも、決して珍しいことではなくなった。
国際取引でトラブルが発生すると、その処理の厄介さは国際取引の比ではない。したがって、企業の担当者としても、国際契約に関する基礎知識だけは身につけておきたいものである。
ところで、現在の国際取引では、圧倒的に英文契約が多い。ともに英語を公用語としない国の当事者間(たとえば、日本とフランス間)の契約も、英語を用いるのがふつうである。
したがって、国際契約は、イコール英文契約と考えておけば足りる。
(次回に続く)