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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

深大寺秘宝館再訪

2020年05月30日 | 日々
深大寺秘宝館ファンのみなさま、お待たせいたしました。
お待たせし過ぎたと言っても過言では無いというのも思い過ごしではないのかもしれません。

[あらすじ] 亡父の書斎を片付けていたら、
四十八手ハンカチ、ガリ版刷り官能小説、江戸艶本の再版もの、
エロ写真集のカタログ、清少納言の秘物、ヒメロスとトノスなど
性欲にまつわる物どもがぞくぞく出てきたよ。

最近では、もっともらしい本、そうね、エンサイクロペディアなんちゃら的な分厚い本の間から
女性の陰部ばかりの写真を数枚並べてカラーコピーしたものが出てきた。
以前の発掘品はどれも、どこかおかしみが有ったけれど、
陰部だけの、しかも写真となると、あまりに直接的で面白くもなんともない。

さて、その”亡父の書斎”も今年に入ってすっかり片付け終わってしまった。
ただ、85歳で死ぬ前の晩年15年間くらいは、別の部屋で過ごしていたのだ。

この度の老母のショートステイ中に、その部屋の片付けに着手した。
今までもじわじわと片付けてはいたのだが、亡父の遺品がやたらと入っている棚には
まだほとんど手を着けていなかったのだ。

片付けない棚が有りながら新たな生活をすると、
層を重ねることになる上に収納しにくいので、とてもごちゃごちゃする。
ごちゃごちゃしてしまった奥の棚の片付けは余計にやりにくくなる。
持ち主が死んだ時が片付けのチャンスなのだが、
ご遺族が遺品の整理を惜しんだりすると、片付かない。
早い話が、母の気が進まないので亡父の遺品の整理ができなかった。
いやはや、もうそんなこと言ってられない。
母にバレん程度に片付けて、捨てる。



もらった手紙の束が有る。山ほど有る。
生前のご厚誼に感謝いたします。ポイ。

中に、古い手紙が一束有る。
亡父の母の名が宛先になっているものだ。
祖母である人は歌を詠んだらしく、歌の会か何かからの手紙の束である。
いづれも達筆。これは確かに捨て難い。

原稿が有る。山ほど有る。
未発表稿発見!かどうか知らん。そうだったとしても、大作家でもなきゃ誰も読まん。ポイ。



袋の中に、あれこれが入っている。
机の上に有った物をとにかく入れてあるようだ。
母らしい”片付け”方だ。
このまま置いておいてどうするつもりだ。

洗ってもいない灰皿、クリップや安全ピン、使いかけのボールペン、
何かの紙を切って作ったメモ用紙の束、一旦貼って剥がした切手、
等々がごちゃ混ぜに袋に入っている。
捨てる物、使う物、保管する物、捨てたり使ったり保管したりする前にひと手間かかる物、
分ける。



紙を巻いた物が有る。
プラの細い袋に入れてある。
巻いた紙の両端に、袋がかぶせてあるのか。
修正ペンやフェルトペンが入っていた包装のプラ袋か。
面倒な片付け方をしてあるなあ。

なんの紙やら。一応見ておくか。
くるくるに巻き戻る紙を、少し開いてみる。

粗い色の粒が見える。
おそらく、カラー写真をカラーコピーしたものだろう。
そして、これは人の肌の色だろう。
あ、
さては。

開いてみると、乳首が見え、女の顔が見え、陰部が見えた。
やれやれ。
面白くもない、女の裸の写真だ。
仰向けで、顔が見えるように首を起こし、片膝を立てて股を広げている。

数枚重なっている紙は巻きぐせが付いているので
またすぐに筒状に戻った。
捨てるだな。



他の作業をして、紙の収集に出すひと袋ができた。
そこにさっきの紙を入れるため、紙を伸ばそうとして、広げた。

笑ってしまった。
紙は3枚有るが、全て同じ画像だ。
ただ、2枚は拡大コピーしたものらしい。
なんで笑ったかと言って、拡大した結果が実物大くらいだったからだ。

何度か拡大コピーをして、ちょうど実物大くらいのものができて、満足したのだろうか。
その作業をしに、カラーコピーのできる、家から600メートルくらいのコンビニまで行ったのだろうか。

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