goo blog サービス終了のお知らせ 

犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

呼ばれていました

2015年07月13日 | からだ
十代の頃だったか、二十代でもあったか、
細かいことは憶えていないが、幻聴のようなものを体験した。

呼ばれているような気がするのだ。
気がするわけではなく、呼ばれていると感じるのだが、
声が聞こえているわけではないので、
「気がする」と表現したが、しっくりは来ない。

幻聴を経験したことのあるひとは、この、
なんと表現したら適切かわからない感じを知っているだろう。

どうも、誰かに呼ばれているのだが、
声は実際には聞こえているわけではないらしい、という感覚は有る。
しかし、確かに呼ばれている。

鼓膜が振動していないのに聞こえている、
とでも言おうか。

ひどい時には、連呼される。
自分の名前を呼ぶ幾人もの声が重なり合う。

誰しも、自分の名前を呼ばれるとハッとする。
この幻聴の場合もそうだ。
しかし、名前を呼ばれたから、ということ以上の焦燥感を伴う。
何に対してなのかわからない、焦燥感だけがある。

そういうことが、たまに有った。
しばしばではないし、長く続くわけでもないし、実害も無いので、
あまり気にしなかった。

後年、鍼灸学校で様々な病気について学ぶうちに、
これは「呼名(こめい)幻聴」というものらしい、ということがわかった。
解離性同一性障害に起こるもので、統合失調症で起こる幻聴とは異なる。
解離性同一性障害は、なじみのある言葉で言うと、多重人格というやつだ。

いつの間にかすっかり無くなったが、
あの特異な感覚は憶えている。


2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
about being called (Kazuko)
2015-07-17 01:01:44
My mother used to say that when she was young she changed school because her mother didn't want her become a nun , she heard voices calling her and my grand-mother thought it might be Jésus calling !
返信する
そうでしたか! (す~さん)
2015-07-17 04:44:09
S子おばさまにそんな経験があったとは。
やっぱり、お若い頃だけだったんですね?
私は、親にも言わなかったなー。
すくなくとも、私を呼んでいたのは、神の声ではありませんでした。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。