犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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リハビリパンツのメーカーさんに

2019年10月23日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。

訪問介護の手も入って、日々助けられている。
母は、自分で判断して自分で着替えることができるが、
判断の根拠がおかしかったり、動きが悪かったりする。
だから、自分で何か行動すると、何かとうまくいかないことが多い。

それはもう好きにしていただくしかないので、
私の役割は後片付けである。
ご本人のプライドをなるべーく傷付けないように
こっそり後片付けをする。
なんてな妙技は私にはちょいと気を遣うことなので、
疲れてしまう。



なんでも自分でやりたい。今までそうしてきたのだから。
着替えであったり、排泄に関わることだったりは
特に、自分でやりたい。当然だ。

しかし、「動けない」。
「目が見えない」。
母の症状としては、動きはスムーズでなく、しかも日内変動が有るので、
動きが自由ではないが、「動けない」ことは無い。
目は見えている。
筋力の低下で目蓋が下がっているのだ。

パーキンソン病の進行するタイプの患者さんなら、
本当に「動け」なくて寝たきりになったりするし、
視力を失ったり視野が欠けたりする人だっている。
「動けない」や「目が見えない」は、
本人の感覚とはいえ、言葉として出してしまうことは適切ではない
と私は考えている。

ただ、本人は本人の感覚が一番大事なので、そう言う。

戻る。
自分で着替えたいのである。

日常、リハビリパンツつまり大人のオムツの中に、尿とりパッドを入れて使用している。
パッドとは、生理用ナプキンのふたまわり大きいような物である。
これで尿が受けられれば、パンツを換えずにパッドだけ換えれば良い。
ざっと目安で言えば、パンツは1枚60円、パッドは1枚25円くらいだ。

パンツを脱ぐのは難しい。
だから、紙でできたリハビリパンツを、破いて脱ぐ。

しかし、今どきの紙製品は丈夫にできている。
開口部にはゴムも利いている。

うまく破けない。

しかし、「破いて脱ぐ」と考えたらもう「破いて脱ぐ」しか無い。
頭に血の上った状態になっている。
そうなったら、とにかく力づくでひっちゃぶる。
意外に強い力を発揮して、リハビリパンツを破いて脱ぐ。



以上、私の見ていない時のできごとである。
私が見るのは、「ああ、リハビリパンツを破いて脱いだんだな」
という現場の痕跡である。

つまり、尿を含んだポリマーが、バラバラと床に散らばっている。
なるべく搔き集めてパンツ本体とまとめて捨てたらしいが、
たくさん残っている。

残っているのを踏んで歩いて行った痕跡も有る。

プルプルでペタペタした高分子おしっこ吸収体のかけらを掃除する。
消臭効果はなかなかだ。ありがたい。
とは言え、あんまりたくさん散らばっているとにおうぜ。

そして、ぷるぷるぺたぺたなので集めにくい。
しかし、水分を吸収して逃がさない性質から考えると、
ぷるぷるぺたぺたくらい許せる。



メーカーさんにリクエスト。

どこかしら、リハビリパンツを破いて脱ぎやすい仕組みを作ってほしい。
そして、それがどこだか分かりやすいように、くっきり色などの印を付けてほしい。

お願いします。

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