
[あらすじ] 伐木をたくさん貰ったので、薪小屋を新しく作るよ。
でもその前に、薪小屋を作る場所に生えている植物を根こそぎ取り除き、
桜の大枝を伐って顕わになった破風板の塗装をし直し、
外壁の塗装もしようと思ったらまた一つクラックを見付けたところで
この壁はグラフィティを描こう、では薪小屋は別の場所にと計画を大幅変更。
梅雨入り前に薪を屋根の下に収めたい。
小屋を作るには、玄関わきのキンモクセイを伐って、
顕わになった破風板と外壁を塗り直して、と
一からやり直さなければならない。
やってられっか。
既存の屋根を延長して、その下に薪を置こう。
ということで、桟木を新たに付けるために、波板を一列外した。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/464d65ec6d903af2d636610a593f22db
突き出した桟木の上に新たに波板を打ち付ける。
桟木は空中に60㎝くらい伸びていて、下からの支えが無い。
こんなアホアホな所に、スクリュー状になっている傘釘を打ち付ける。
打てるのか?
もしできなかったら、なんらかのなんらかを講じなければならない。
今日のうちに試してみよう。
と思い、夕方、一日の最後の仕事として、
突き出した桟木に、波板を取り付けてみることにする。
※
波板というのは、波の山と谷を合わせて1列半くらい重ね合わせて並べる。
これで、水が漏れない屋根になる。
なのに。
外した波板を、突き出た部分に張ることにする。
なぜか。
突き出している桟木の、固定している部分のほうに乗っかって、
多少なりとも押さえてみる。
打ち付ける衝撃を押さえるのに、マシかな、と考えたのだ。
波板を取り付ける常識的な順番だと、
押さえるために乗っかる部分が先だ。
しかし、そこに波板を取り付けたら、波板の上から押さえることになる。
それではあんまり押さえにならない気がする。
だから、隙間を空けたまま、突き出た部分に先に取り付けることにしたのだ。
※
しっかりしていない空中の桟木に波板を乗せて、金槌で傘釘を打ち込む。
桟木が揺れるので、波板も揺れて、全体でバタンバタン鳴って
非常にうるさい。
ご近所さんごめんなさいね。
でも一番うるさいのは自分だ。
耳鳴りが強まる。トホホ
やりにくい作業ではあったが、打ち付けることができた。
波板を取り付ける順序としては異常である。
市松工法と名付ける。
※
翌日、隙間を埋める波板を取り付ける。
新しい波板を持ち上げて置いてみると、
隙間より長い。
おお。
買ったものは6尺で、隙間は5尺。
おおう。
延長したかった部分は6尺で、そこに取り付けたのは5尺。
阿呆阿呆阿呆
おとなしく、外した波板を元の位置に取り付け、
延長する部分には新しい波板を取り付ければ、ちょうど良かったのだ。
5と6の違いが分からないのですから困ったものでございます。
※
突き出した部分に張った波板を外して、元の位置に付け直そうか。
面倒だが。
そう考えて、またネジザウルスで傘釘を抜こうとしてみるが、
木材が割に健全なのでしっかり釘が利いていて、抜けない。
頭がモゲるばかりである。
やめた。
では、あらたな6尺の波板を1尺切って使おうか。
切り取ったものを突き出している桟木の足りなかった部分に取り付けるか。
などと考えているうちに、雨が強まってくる。
ポリカーボネイトの波板の上が、滑るわ、
市松の隙間から下へと雨は降り込むわ。
気持ちは焦る。
しゃあない。
諦めて、5尺の隙間に6尺の波板を取り付ける。
市松工法のせいで、波が合わない。
しゃあない。
両端が重なっているだけ上等よ。
急いで全部の箇所の傘釘を打つ。
打ち終わる頃に、雨は止む。
なにこれ
※
早速、薪を運ぶ。
隙間が大きいが、今日くらいの弱い雨は
ほとんど入ってこない。
とりあえずこれでいい。
残り1尺の部分はあらためて落ち着いて取り付けよう。
次の雨の前にでも。
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