犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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学級会

2022年02月23日 | 日々
今はスクールカーストという便利な言葉が有る。

クラスの中の人気者からさえない連中という
序列のことを意味する。

私の順位は高くはなかった。
運動が苦手だったことが大きいと思う。
誰とでも仲良く遊ぶとか、声を掛けて遊びに誘うとかいったことも苦手だった。
だから、昼休みに運動場に出てはつらつと遊ぶ、という感じではなかった。

ボール遊びをすりゃ突き指をする。
ドッヂボールなんて大嫌いだった。
飛んだり跳ねたりも苦手だった。
女子はみんなゴム段やゴム跳びをして遊んでいたように思う。
何かにトライしてクリアしていく遊びは、自分にとっては楽しいものではなかった。



当時の、私の経験した”学級会”は弾劾の場であった。
公の場で先生に言い付ける場なのだ。
なんだったんだ、あの時間は。

キリッと手を上げて発言する子がいる。
「須山さんが昼休みにも教室にいます。」
「須山さん、本当ですか。」
「…はい」
「昼休みは外に出て遊びましょう。」

なんだったんだ。

だいたい、私が教室にいるところを目撃した人は、どこにいたんだ?



内向的だったり、
運動が苦手だったり、
身体が弱かったり、
本を読むことが好きだったり、
絵を描くことが好きだったり、
有名人やテレビの話題に疎かったり、
そういったこと全部をあわせもっていたりする子にとって、
あの頃の小学校の日々は苦痛だった。

そういう性質でも、友達がまるでいないわけではないし、
何をやってもダメなわけじゃなくて得意な事だって有る。
だから生きているんだってのに、
学級会で一つのことをあげつらうヤツがいるのだ。

「須山さんが昼休みに運動場に出ていない」
ということが問題になると、続いて
「他にもよく教室にいる人がいる」
という話になって、名指しの連鎖が起こる。
思想犯の地下組織が芋蔓式に逮捕されるみたいだ。

立たされて、針のむしろの心地である。
「もうしません。」
てなことを言わされて、その場は終わる。



グループ分けの時もイヤだった。

あんまり一遍に書くとイヤ過ぎるので、
また今度。
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