[あらすじ] 母84歳パーキンソン病。
年末年始から、室内での転倒が増えた。
昨夜、帰宅するために運転中、携帯が鳴った。
家からの電話だということが着信音から分かった。
もう帰路であったし、急いでどうなるでもない、車を停めて電話に出るよりも、
あと残り20分の道を確実に行こう。
パーキンソン病の影響で、発語に時間がかかる。
それに入れ歯の調子が不安定なので、発音も不明瞭だ。
そのうえ、私は携帯電話での通話が非常に苦手だ。
無理に電話に出るよりも、帰った方が早いと言える。
停車中に録音メッセージを聞くと、
「頭を打った場合は、冷やすのでいいのかしら」とかなんとか言っている。
転んだのだろうか。頭を打ったのか。
電話口まで歩いて、しっかり話すことはできている。
帰宅すると、タオルと水の入った洗面器を斜めーに持って、部屋の真ん中に立っている。
掃除をしている。
頭は傷になって、出血している。
出血したので、掃除している、と言う。
掃除するためにあちこち動き回るから、ところどころに血が落ちている。
とにかく座ってじっとしていてください。
座らせてから、状況を説明させる。
「15分くらい前」に転んだ、と言うが、
電話があったのは既に25分前だ。
床に落ちた物を拾おうとして、バランスを崩し、倒れたところ、
犬の餌用の陶器がちょうど有って頭を打った、と言う。
傷は長さ3cmほどある。
血は止まっている。
傷が大きいわりに、よく止まったものだ。
腫れている。
頭だけに、脳みその中のことが気にかかる。
消防庁の救急相談センターというところに電話した。
救急の必要は無さそうだが、今夜のうちに受診した方が良いのか、
それとも明日でもかまわないのか。
看護師さんに電話が繋がり、いろいろ質問された。
年齢、持病、血液が固まりにくくなる薬をのんでいるか、
顔色は、意識は、視野に変化は、言葉は、手足がしびれたりしていないか、
傷の深さは見えるか、などなど。
やはり、脳神経外科を受診しておいた方が良いと言う。
そして、近くの病院を3つ教えてくれた。
そこに電話して、もしダメだったら、もう一度、救急相談センターに電話せよということだ。
一軒目は市内の病院で、期待したが、状況を説明すると、
今夜は脳神経外科の医師がいないので診られない、ということだった。
最初からそれを聞いたんだけどな。
二軒目に阿佐ヶ谷と迷ったが、西東京市の病院に電話した。
我が家からだと、道をまっすぐ北上すれば良い。
数年前に道が開通し、踏み切りや一方通行のわずらわしさが無くなり、
西東京市はとても近くなった。
それに夜だから速い。
「15分くらいでしょうかね。」と受付さんが言う。
いやいや、出発するまでの準備だけで30分はかかる。
パソコン開いて地図を見て、念のために着替えとおむつの替えを持って、
保険証はいつも揃えてあるが、薬も持って、お金お金・・・
歩かせてみると、日頃よりだいぶ動きが悪い。
玄関を出る前に、ドパミン剤を半錠飲ませる。
※
CTの結果、頭の中での出血は無かった。
めでたい。
病院に着いてまず熱を測ったら、38.7度もあった。
「そりゃふらつくよねー。」と医師。
小さなガンタッカーで、5針縫った。
マンガのフランケンシュタインみたいな傷だ。
「シャンプーするといいんだけどねー。普段お風呂どうしてるの?」
土曜日に入浴付のデイサービスに行っています。
「抗生剤を処方しておくからね。」
あっ、ちょうど、火曜日に抜歯したので、金曜の昼までの分、薬あります。
「ああ、それでいいや。カプセルのでしょ?2日あれば大丈夫。」
「遠くてたいへんだから、近くの外科で、一週間以上後に抜糸してもらえばいいよ。」
はーい。
※
安心したが、安心し過ぎた。
今朝6時に定期巡回のヘルパーさんに状況を説明しながら寝室に入ったら、床に倒れていた。
夜、ベッドにたどり着く手前でまた転倒してしまったようだ。
起き上がらせてもらい、用を足し、着替えさせてもらい、ベッドに寝た。
「しばらくたいへんですねー。」
はーい。
「今日は歩き回らないで、お部屋から出ないでね。」
ヘルパーさんから言ってもらったら、ちゃんと聞くだろうか。
なーんせ、言っても言っても杖を置きっぱなしで移動してしまうし、
身を乗り出して遠いところにつかまろうとする。
そりゃ転倒する。
転倒しても、行動を変えない。
思い違いをあらためないとまた転倒してしまう、という説明をする。
その場では「そうね」と話を聞いている様子でも、
結局、行動は変わらない。結果も変わらない。
自宅での介護生活を続けるのは難しい状況だ。
さて、歩き回らないように、寝室内で何か飲み食いできるように、
卓などを準備しなければならない。
※
ってな次第で、落ち着いています。
年末年始から、室内での転倒が増えた。
昨夜、帰宅するために運転中、携帯が鳴った。
家からの電話だということが着信音から分かった。
もう帰路であったし、急いでどうなるでもない、車を停めて電話に出るよりも、
あと残り20分の道を確実に行こう。
パーキンソン病の影響で、発語に時間がかかる。
それに入れ歯の調子が不安定なので、発音も不明瞭だ。
そのうえ、私は携帯電話での通話が非常に苦手だ。
無理に電話に出るよりも、帰った方が早いと言える。
停車中に録音メッセージを聞くと、
「頭を打った場合は、冷やすのでいいのかしら」とかなんとか言っている。
転んだのだろうか。頭を打ったのか。
電話口まで歩いて、しっかり話すことはできている。
帰宅すると、タオルと水の入った洗面器を斜めーに持って、部屋の真ん中に立っている。
掃除をしている。
頭は傷になって、出血している。
出血したので、掃除している、と言う。
掃除するためにあちこち動き回るから、ところどころに血が落ちている。
とにかく座ってじっとしていてください。
座らせてから、状況を説明させる。
「15分くらい前」に転んだ、と言うが、
電話があったのは既に25分前だ。
床に落ちた物を拾おうとして、バランスを崩し、倒れたところ、
犬の餌用の陶器がちょうど有って頭を打った、と言う。
傷は長さ3cmほどある。
血は止まっている。
傷が大きいわりに、よく止まったものだ。
腫れている。
頭だけに、脳みその中のことが気にかかる。
消防庁の救急相談センターというところに電話した。
救急の必要は無さそうだが、今夜のうちに受診した方が良いのか、
それとも明日でもかまわないのか。
看護師さんに電話が繋がり、いろいろ質問された。
年齢、持病、血液が固まりにくくなる薬をのんでいるか、
顔色は、意識は、視野に変化は、言葉は、手足がしびれたりしていないか、
傷の深さは見えるか、などなど。
やはり、脳神経外科を受診しておいた方が良いと言う。
そして、近くの病院を3つ教えてくれた。
そこに電話して、もしダメだったら、もう一度、救急相談センターに電話せよということだ。
一軒目は市内の病院で、期待したが、状況を説明すると、
今夜は脳神経外科の医師がいないので診られない、ということだった。
最初からそれを聞いたんだけどな。
二軒目に阿佐ヶ谷と迷ったが、西東京市の病院に電話した。
我が家からだと、道をまっすぐ北上すれば良い。
数年前に道が開通し、踏み切りや一方通行のわずらわしさが無くなり、
西東京市はとても近くなった。
それに夜だから速い。
「15分くらいでしょうかね。」と受付さんが言う。
いやいや、出発するまでの準備だけで30分はかかる。
パソコン開いて地図を見て、念のために着替えとおむつの替えを持って、
保険証はいつも揃えてあるが、薬も持って、お金お金・・・
歩かせてみると、日頃よりだいぶ動きが悪い。
玄関を出る前に、ドパミン剤を半錠飲ませる。
※
CTの結果、頭の中での出血は無かった。
めでたい。
病院に着いてまず熱を測ったら、38.7度もあった。
「そりゃふらつくよねー。」と医師。
小さなガンタッカーで、5針縫った。
マンガのフランケンシュタインみたいな傷だ。
「シャンプーするといいんだけどねー。普段お風呂どうしてるの?」
土曜日に入浴付のデイサービスに行っています。
「抗生剤を処方しておくからね。」
あっ、ちょうど、火曜日に抜歯したので、金曜の昼までの分、薬あります。
「ああ、それでいいや。カプセルのでしょ?2日あれば大丈夫。」
「遠くてたいへんだから、近くの外科で、一週間以上後に抜糸してもらえばいいよ。」
はーい。
※
安心したが、安心し過ぎた。
今朝6時に定期巡回のヘルパーさんに状況を説明しながら寝室に入ったら、床に倒れていた。
夜、ベッドにたどり着く手前でまた転倒してしまったようだ。
起き上がらせてもらい、用を足し、着替えさせてもらい、ベッドに寝た。
「しばらくたいへんですねー。」
はーい。
「今日は歩き回らないで、お部屋から出ないでね。」
ヘルパーさんから言ってもらったら、ちゃんと聞くだろうか。
なーんせ、言っても言っても杖を置きっぱなしで移動してしまうし、
身を乗り出して遠いところにつかまろうとする。
そりゃ転倒する。
転倒しても、行動を変えない。
思い違いをあらためないとまた転倒してしまう、という説明をする。
その場では「そうね」と話を聞いている様子でも、
結局、行動は変わらない。結果も変わらない。
自宅での介護生活を続けるのは難しい状況だ。
さて、歩き回らないように、寝室内で何か飲み食いできるように、
卓などを準備しなければならない。
※
ってな次第で、落ち着いています。
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