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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

マセ口(ませぐち)川

2011年01月18日 | 流民の窓
昨日の日記にも登場した、青渭(あおい)神社の下の谷戸(やと)は
奥半分は農業高校の実習農地になっている。

今日は、ご近所の友達に節分用の煎り豆を配り、その足で
農業高校わきの道を行き、農地沿いに階段を下り、
もうずっと以前に埋め立てられて潤いを失っている谷戸を下る。

埋め立て地のわきには湧き水が残っており、
都の土地を借りて市が小さな植物園をやっている。
ホタルを養殖したりしているとこね。

それを横目に更に下ると埋め立てが尽きて、田に出る。
ここからずっと田んぼが眺められたのだが、
ど真ん中に小学校ができて、眺めと蛙の声は大きく損なわれた。
っつってももう30年前のことなのだが。

さらにその南で、一旦暗渠になっていたマセ口(ませぐち)川が姿を現す。
けっこうな水の量だ。

しゃがんで動画を撮っていると、フェンスの向こうに
犬を連れた人が立ち止まる気配。

撮り終えて立ち上がると、声をかけてきてくれた。
「こんにちは」
「こんにちは」
「…」
「・・・」
「きれいですよね」
「ええ、見飽きません」

犬は長毛のチワワ。
私はこういったお座敷犬にたいへん興味が無い。
という表現で察していただきたい感じ。
年配のヒゲ男は言う。

「どこから来てるかご存じですか」
「農業高校の中ですね」
「そうです」

嬉しそうな、目の色になる。

「深大寺の方からも来ているんですよ」

へええ。
農業高校はすっかり谷戸だから、彼が言っているのは
虎柏神社の方からの流れのことだろうか。

この先、マセ口川はいくつもの水路に分かれて行くが、
今は住宅街で、どこも水は通っていない。


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