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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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富士見登山部 三ツ峠山篇

2016年03月07日 | 流民の窓
富士に登ったことが無い。
一度は登らねば、と思っているうちに、
なんちゃら遺産に認定だかなんだかされて、
人が増えたらしい。
ますます足が遠のく。

日本一の中の日本一だと思う。
なんたって美しい。
周りに同じような高い山が無い。
360°から見上げられる。

見る角度によって、形が微妙に異なる。
山頂が平たくなったり、右上がりになったり、
山の字型になったりする。
斜面の途中に、宝永火山が見えたり、小富士があったり、
大沢崩れが見えたりする。

どれが一番好きか、と聞かれれば、
日常見ている東京からの富士になる。
親しみがある。

富士宮に住む友だちは、さも当たり前といった様子で、
「富士宮からの富士が富士ですよ。」と言う。
裾野で一番の都市である。
文句は無い。
吉田市民は何か言いそうだけどね。

河口湖からの富士も好きだ。
正面に見える模様がいい。
バカボンののどちんこに似た形のあの模様だ。
河口湖からは富士ののどちんこが見える。

いや、アレはのどちんこではなく、「極端に描かれた舌正中溝」だ
という優れた考察がある。↓
http://homepage2.nifty.com/SYU/essay/essay128.htm
さておき、たぶん、そこは崩れているので雪が落ちて黒く見えるのだろう。

どーんと眺めたくなり、富士の写真集の中から、三ツ峠が良いポイントだと見つけ、
行くことにした。
峠でしょ。
車で行けるでしょ。
と思ったのだ。
が、三ツ峠山という山だった。

とは言え峠でしょ。
峠からひょいと登れるでしょ。
と思って、楽勝と思われる峠からのコースを選んだ。
それは、山頂の施設へ向かうジープのための林道だった。
一般者は入れないので、林道を歩いて登るのだ。
このコースは、三ツ峠山を西北西から登る。

私は2~3月は山に登らない。
もうずっとそうしていたので、ちょっとその困難さを忘れていた。
雪が凍っているのだ。
北面の道は、春は怖い。
行きはツルツルに凍っていて、帰りは少し解けてツルツル。

こんな時のためにアイゼンを買っていたのに、
その困難さを忘れているので、持って行っていない。
結局はなんとかなったのだが、楽ではなかった。

三ツ峠山は展望が良い。
ほぼ360°、富士はもちろん、南アルプスから八ヶ岳もすっかり見えた。
展望が良いため、電波塔が建っている。
その数が半端じゃない。
テレビ局、ラジオ局、電話会社、なんぞの研究、
アンテナだらけだ。
おかげで奇妙な光景になっているが、それでも眺めは良かった。


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