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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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うちの息子 階段篇

2019年03月25日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々。
大学病院を受診することにした。
神経内科で担当してくれることになった医師は、
若い男性の医師であった。
彼の独特の雰囲気は、「うちの息子」のような感じだった。

私には息子はいないが、ドクターはとにかくなんだか
うちの息子と感じさせる。
別に「晩飯要らねえ」と言われたわけでも
「勝手に開けんなよ」と言われたわけでも
「るっせーなクソばばあ」と言われたわけでもないが、
そこはかとなく、うちの息子っぽいのだ。

初診から一週間。
早いが、再診した。
心臓のエコーを受けて、皮膚科を受診して、
そして最後にうちの息子に会いにじゃない、神経内科を受診する。
半日がかりだ。

一つ目の検査を終えて、皮膚科の受付を済ませた頃、
12時が過ぎた。
母に服薬させないといけない。
ついては軽くアンパンでもいいので、食事をしたい。
休憩室に移動しよう。

と、2階の皮膚科から下へ向かうエレベーターに乗ろうとしたら、
うちの息子じゃない、ドクターが乗っていた。
あっ、先生。先週はありがとうございました。
この後、皮膚科を受診します。

うちの息子じゃない、ドクターも私と目が合ってすぐに気付いた様子で、
「皮膚科の後、診察しますので。また後ほど。」と言う。
なんとなく、憶えていてくれた感じか。

病院は増築を重ねた温泉旅館みたいに、こっちの棟と隣の棟で階の高さがずれている。
その段差は階段ではわずか十段ほどだが、
母を車椅子に乗せているので、段差解消エレベーターに乗る。

ドクターは長い脚で、階段を三段飛ばしくらいに駆け上がって行った。
ほれ、そういうところがいちいちうちの息子っぽいのよ。
元気だなあ。
牛乳はちゃんとコップに注いで飲んでよ!
弁当箱はすぐに出しなさいよ!
体操着持って帰って来た?
自分で掃除しないならお母さん掃除するわよ!!!

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