[あらまし] 保護犬ウーゴくん4歳雑種去勢オスかなり大人しい撫でられ好き。
10月頭に引き取って、6週間が経った。
毎朝、近所のドッグランに行く。
最初は、ウンチをさせるためだった。
ウーゴは、排尿排便をする場所を選びに選ぶ。
行ったり来たり行ったり来たり行ったり来たり行ったり来たりして
回って回って回ってやっとしゃがむ。
飼い始めた頃は、近所も全て「知らない場所」なので、
どこでも落ち着くことができず、2日ほど排便しなかった。
そのうち、ドッグランに連れて行くとウンチをするようになった。
朝5時前に行けば、まだ誰も来ていないので、
落ち着いて排便できる。
そのうち、排便が済むと走る、というパターンになった。
日を追うごとに、日の出が遅くなってきた。
暗いうちに行くと、ウンチを拾うのが難しい。
散歩に出る時間を少しづつ遅くしていった。
※
6時近くになると、次々に色々な人と犬がやって来る。
ウーゴは自分から人に近寄ることができなかった。
そのくせ、撫でてほしいのだ。
人が近付くと、離れてしまう。
しかし、近付くことができた時に撫でると、逃げずに撫でられる。
撫でてもらうと安心するのだろうか。
少しづつ、人と犬に慣らしていった。
一人と一匹に会ったら、帰る。
三組くらいに会ったら、帰る。
何頭かの犬と挨拶を交わしたら、帰る。
などと、次第にドッグランにいる時間を伸ばしていった。
緊張すると、「カプッ」と顎を動かす。
チックのようなものだろう。
最初の頃は、他の犬が来ると「カプッ」が出ていた。
※
何組もの人と犬と会ったら、
次の日は誰もいない早い時間に行くようにした。
「あすこはいろんな人と犬がいて、疲れる。
ちょっとイヤだな。」
という場所にしたくなかった。
私自身が、いろんな人と関わる場があまり得意でないから、
なんだか分かるような気がするのだ。
知り合って仲良くなるまでは、そりゃ緊張するだろう。
※
来客が来ると、逃げようとする。
玄関に人の気配がすると、そっちに注意しながら、
ソワソワと逃げたがる。
マットの上に座った姿勢で私が手を添えてやり、
客人に近付いてもらって、撫でてもらう。
根気良く撫でていると、震えが次第におさまる。
二度三度と会ううちに、憶える。
※
ドッグランで色々な人に会うが、
ウーゴが自分から近付いて行く相手がいた。
珍しい。
後ろからついていって、鼻先が触れるくらいまで近寄る。
何がいいのか分からないが、これが相性というものなのだろう。
※
一つのマットだけを頼りにしているのは、
こちらとしてはちょいと不安だ。
洗濯している間はどうするのだ。
犬用のマットは他にも有る。
他のマットに、既にウーゴに使ったシーツを被せても、そっちには寝ない。
ふーむ、だめか。
だったら、
お気に入りの円形マットの横に他のマットを並べて置いて、
全体にシーツを被せたらどうだろう。
と、やってみた。
まんまと、他のマットのほうにも寝た。
作戦成功だ。
円形のマットに四角いマットを繋いで置いているので、
ウーゴの前方後円墳と呼んでいる。
※
ある朝、がらりと変わった。
私の他に、3~4組ほどの飼い主さんと犬が来ていた。
既に何度か会ったことの有る人たちばかりだ。
きっかけがいつだったか思い出せないが、
とにかく、みなさんに撫でてもらっては
気持ち良さそうに「ウットリ」と目を細める。
呼ばれたらトコトコと笑顔で近寄ってくる。
「表情も変わったねーー」
と皆さんに言われる。
なんといっても、ウーゴには武器が有る。
撫でてやる手を止めると、「もっと撫でて」とお手をするのだ。
これが、相手のハートを射抜く。
「ええっ、かわいい!」となる。
いわゆるツンデレってやつじゃないか。
※
帰り道の途中、ドッグランで一緒になった人と犬とに、会った。
犬が飛びつくようにして遊びを仕掛けてくれる。
が、ウーゴは応じない。
ふーん。
翌々日の朝、ドッグランにいたら、その人と犬が来た。
ウーゴはまっすぐその人の所へ行き、挨拶した。
それから、犬のところへ行った。
犬はまた飛びついて仕掛けてきた。
すると、今度はウーゴも応じた。
後足で立って、前足を差し出しあい、「ガウガウガウ」と組み合う。
おお。遊んでいる。
飼い主さんも「あら、ワンレスしてる!」と一緒に喜んでくれた。
「この一週間ですごい進歩ね。」
いやー、みなさんのおかげです。
と、私の慎重な慣らしのおかげです。
たくさん遊んで楽しく生きてくれ!
10月頭に引き取って、6週間が経った。
毎朝、近所のドッグランに行く。
最初は、ウンチをさせるためだった。
ウーゴは、排尿排便をする場所を選びに選ぶ。
行ったり来たり行ったり来たり行ったり来たり行ったり来たりして
回って回って回ってやっとしゃがむ。
飼い始めた頃は、近所も全て「知らない場所」なので、
どこでも落ち着くことができず、2日ほど排便しなかった。
そのうち、ドッグランに連れて行くとウンチをするようになった。
朝5時前に行けば、まだ誰も来ていないので、
落ち着いて排便できる。
そのうち、排便が済むと走る、というパターンになった。
日を追うごとに、日の出が遅くなってきた。
暗いうちに行くと、ウンチを拾うのが難しい。
散歩に出る時間を少しづつ遅くしていった。
※
6時近くになると、次々に色々な人と犬がやって来る。
ウーゴは自分から人に近寄ることができなかった。
そのくせ、撫でてほしいのだ。
人が近付くと、離れてしまう。
しかし、近付くことができた時に撫でると、逃げずに撫でられる。
撫でてもらうと安心するのだろうか。
少しづつ、人と犬に慣らしていった。
一人と一匹に会ったら、帰る。
三組くらいに会ったら、帰る。
何頭かの犬と挨拶を交わしたら、帰る。
などと、次第にドッグランにいる時間を伸ばしていった。
緊張すると、「カプッ」と顎を動かす。
チックのようなものだろう。
最初の頃は、他の犬が来ると「カプッ」が出ていた。
※
何組もの人と犬と会ったら、
次の日は誰もいない早い時間に行くようにした。
「あすこはいろんな人と犬がいて、疲れる。
ちょっとイヤだな。」
という場所にしたくなかった。
私自身が、いろんな人と関わる場があまり得意でないから、
なんだか分かるような気がするのだ。
知り合って仲良くなるまでは、そりゃ緊張するだろう。
※
来客が来ると、逃げようとする。
玄関に人の気配がすると、そっちに注意しながら、
ソワソワと逃げたがる。
マットの上に座った姿勢で私が手を添えてやり、
客人に近付いてもらって、撫でてもらう。
根気良く撫でていると、震えが次第におさまる。
二度三度と会ううちに、憶える。
※
ドッグランで色々な人に会うが、
ウーゴが自分から近付いて行く相手がいた。
珍しい。
後ろからついていって、鼻先が触れるくらいまで近寄る。
何がいいのか分からないが、これが相性というものなのだろう。
※
一つのマットだけを頼りにしているのは、
こちらとしてはちょいと不安だ。
洗濯している間はどうするのだ。
犬用のマットは他にも有る。
他のマットに、既にウーゴに使ったシーツを被せても、そっちには寝ない。
ふーむ、だめか。
だったら、
お気に入りの円形マットの横に他のマットを並べて置いて、
全体にシーツを被せたらどうだろう。
と、やってみた。
まんまと、他のマットのほうにも寝た。
作戦成功だ。
円形のマットに四角いマットを繋いで置いているので、
ウーゴの前方後円墳と呼んでいる。
※
ある朝、がらりと変わった。
私の他に、3~4組ほどの飼い主さんと犬が来ていた。
既に何度か会ったことの有る人たちばかりだ。
きっかけがいつだったか思い出せないが、
とにかく、みなさんに撫でてもらっては
気持ち良さそうに「ウットリ」と目を細める。
呼ばれたらトコトコと笑顔で近寄ってくる。
「表情も変わったねーー」
と皆さんに言われる。
なんといっても、ウーゴには武器が有る。
撫でてやる手を止めると、「もっと撫でて」とお手をするのだ。
これが、相手のハートを射抜く。
「ええっ、かわいい!」となる。
いわゆるツンデレってやつじゃないか。
※
帰り道の途中、ドッグランで一緒になった人と犬とに、会った。
犬が飛びつくようにして遊びを仕掛けてくれる。
が、ウーゴは応じない。
ふーん。
翌々日の朝、ドッグランにいたら、その人と犬が来た。
ウーゴはまっすぐその人の所へ行き、挨拶した。
それから、犬のところへ行った。
犬はまた飛びついて仕掛けてきた。
すると、今度はウーゴも応じた。
後足で立って、前足を差し出しあい、「ガウガウガウ」と組み合う。
おお。遊んでいる。
飼い主さんも「あら、ワンレスしてる!」と一緒に喜んでくれた。
「この一週間ですごい進歩ね。」
いやー、みなさんのおかげです。
と、私の慎重な慣らしのおかげです。
たくさん遊んで楽しく生きてくれ!
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