玄関の木製の扉が「バタン!!」とものすごい音をたてて閉まる。
ドアクローザーを調節し直しても、うまくいかない。
ゆっくりと閉まってきて、最後の瞬間、「バタン!!」となる。
諦めて、自分が出入りする時は、最後まで自分の手で閉じている。
嗚呼、これではドアクローザーが付いている意味が無いではないか。
ということに気付いた。
これこそ、ドアクローザー交換の時期でございますこと。
インターネットの通販サイトで調べてみると、「交換用ドアクローザー」という商品が見付かった。
リョービが作っているのか。
リョービは電動工具のメーカーとして知っている。
私のチェーンソーもリョービの製品だ。
「交換用」は、前にどんなサイズのドアクローザーが付いていても交換できるように、
ネジの位置が調節できるようになっているという。
なるほど、では今付いている老ドアクローザーはどんなサイズの物なのだろう。
測ろうとして見てみると、リョービの文字が入っていた。なあんだ。
リョービのメーカーサイトを見てみると、ドアクローザーについて「基本」から説明してあった。
ドアの開く側に付けるのがスタンダードタイプ、内側に付けるのがパラレルタイプ。
ある角度まで開いたらそこで止めておける、ストップ機能。
ストップ機能がアームに有るのが外装式、本体内部に有るのが内装式。
新しい製品は、デザインが非常にスマート。
「ドアがバタンと閉まるようになったら、お早目に交換してください。」と書いてある。
そうなのよ、今それなのよ、お早目に交換したいのよ。
現状の物にはストップ機能は無い。
老母が歩行器を押しながら出て行く間、介護者は手を伸ばしてドアを支えていなければならない。
ストップ機能が有ったら、ステキじゃないか。
我が家のドアクローザーはパラレルタイプ。
ストップ角度が調節できる外装式を選ぼう。
それに、メーカーがリョービなので、「交換用」ではなく現行のモデルに交換できるようだ。
アームの製品番号と、本体のサイズを測ると、現行モデルのどの型にすれば良いか、判明する。
サイトには「ドアクローザーの外し方」も載っている。
「バタン!!」となるくらいなら、外してしまえば良いのだ。
外した跡の様子が写真。
そういえば、サイトの「お早目に交換してください」の項目に、
「オイルが漏れていたら」という条件が有った。
オイルが漏れて、そのオイルに埃が着き、周囲は汚れきっている。
下には漏れたオイルが垂れた跡がひと筋有る。
これじゃ「バタン!!」とも言いたくなるわけだ。
アームを取り付けた穴が、今の物の他にもあいている。
このクローザーは、少なくとも二代目のようだ。
この家を建ててもうすぐ45年。
20年ほどはもつ物がヘタって来る二回目の時期なのだ。
だから先日ビルトインコンロも交換したわけだ。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/2163a34dd8a0ea273c85f97118a3d5bf
クローザーを外してみると、ドアに今のペンキを塗る前の色が残っていた。
ということは、このクローザーを取り付けた後にペンキを塗り替えたということだ。
今塗ってあるこの茶色のペンキが、当初からイヤでしょうがなかった。
焦げ茶色のペンキで塗られて、玄関はどっしりと暗くなってしまった。
最初は黄色っぽく明るい透明のペンキで塗ってあった。
私はそのドアの色が気に入っていたのだ。
ペンキを塗り替えるというのは、どうしてもだんだん濃い色になる。
そして不透明のペンキを塗ることになる。
そうやって、上塗りすることで汚れや傷みを隠すのだ。
一旦汚れたり傷んだりした板のペンキを、元の明るい透明の色に塗り直そうと思ったら、
今塗ってあるペンキをすっかりきれいに剥がさなければならない。
これはたいへんな作業で、もうペンキ屋の仕事の範疇とは言えなくなってくる。
だから、ペンキ屋に依頼すれば、ペンキの色はだんだん濃く不透明になるのは
いたしかたない事だ。
それで、あるとき私は発奮して、この扉を塗り替えることにした。
でも、たいへんだから外側だけ。
内側はそのまんまだったから、我が家の玄関扉は外と内とで色が違う、
へんてこな状態だったのだ。
ドアクローザーを外してみて気付いた。
今が塗り替えのチャンスじゃないか?
ドアクローザーが無くて平らで剥がす作業がしやすいじゃないか。
・・・またやることを増やしてしまった。
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