犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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自動で閉じる話 便座篇

2018年05月26日 | 介護ウチのバヤイ
家に来た、私の友達が驚く。
「便座の蓋が自動で開く!」
トイレに入ると、センサーが感知するのだ。

住んでいる人間が古いことと、家自体も古いことから、
設備もわりと古い。
何かと、自動で電灯が点くとか、タイマーで制御するとか、
そういった類のものを取り入れていない。

そのくせ便座の蓋は自動で開く。
何人もの友達が、トイレで声を上げたり、トイレから戻って来てそのことを言ったりする。
古臭い家なのに、便座の蓋が自動で開く。
そのアンバランスさに驚くのだろう。

私も、便座の蓋が自動で開くという機能については、「あほくさ」と思っていた。
今でも思ってはいる。
が、便座の蓋が自動で開くということはどういうことかというと、
便座の蓋が自動で閉じる、ということなのだ。ということにある時気付いた。

トイレを使って、人が外へ出て、トイレから離れた頃、
人知れず便座の蓋は自動で閉じている。

実は、私はこの機能が便利だと思うので、蓋の開閉を自動に設定しているのだ。
ただ、閉じる時に人はその場にいないので、その場にいる時にする開く動作だけが
人目に映るというわけだ。

母85歳パーキンソン病は、振り返る動きがしにくい。
用を足した後に、立ち上がって振り返って、タンクのわきに付いているレバーを操作して水を流す
なんていう動作もしにくい。
だから、壁に取り付けたコントロールパネルのスイッチを押して、水を流す。

他にも、振り返って便座の蓋を閉じる動作もしにくいからしないし、
トイレを出た後に扉を閉める動作もしにくいからしない。
つまり、用便の後はたいへん風通しの良い状態になるわけだ。

いけません。
空気が家中に広がるのです。
とくに、出たものの臭いというのはある程度温かいせいでしょうか、
二階へ登りがちだ。
二階には私の部屋がる。
扉を閉めないと、自室とトイレの空気が繋がる。
いけません。

それに、我が家はトイレが玄関に近い。
玄関から誰か来た時、第一にトイレからの空気が出迎えることになる。
これは望ましくないじゃないか。

そんなときに、便座の蓋が自動で閉じるという機能は、すばらしくありがたい。
臭い物には蓋。これが原則である。

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