犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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犬様と寝る

2021年06月28日 | 犬と暮らす
飼い犬ウーゴ去勢オス4歳11ヶ月、
推定生後3ヶ月で保護され、それから家庭犬として飼われることができるようになるまで
ずっと保護団体にいた。
私が引き取ったのは昨年の10月初めのことだった。
4歳を過ぎた立派な成犬である。



私が初めて犬を飼ったのは小学3年生だったと記憶している。
知人が事情で飼えなくなった犬を貰った。
2歳半の気弱なメス犬だった。

元気によく遊んだ。
シーツの引っ張りっこが好きだったのを憶えている。
向こうを犬がしっかり咥え、こっちを私が掴んで、
お互い、ブンブン振り回す。
どちらも負けずに振り回す。
負けるのはシーツである。
ビリビリのボロボロになる。

次の犬は二十歳過ぎくらいの時に来た。
知人の知人の知人が事情で飼えなくなった犬を引き取ることにした。
6歳半の素直なメス犬だった。

小屋ごとトラックに乗せられてきて、
初対面で飛びついてきた。
小屋は有ったけれど、飼い主さんと一緒に寝たりしていたと聞く。
我が家にはまだ犬を室内で飼うという観念が無かった。

6歳半ともなると、もうそんなに遊ぶというふうでもなかった。
家を増築したので、犬小屋の位置が変わり、
犬と人が普段はお互いを見ることの無い場所に飼うことになった。

今思うと、なんと距離が有るのだろうと思う。

9年のブランクを空けて、次に飼ったのは2頭のきょうだい犬だった。
友人の知人の知人が保護団体に属していて、その伝手で貰った。
最初は母犬と生後5週の7匹の仔犬の全員がウチに来た。

庭には池が有る。
仔犬が落ちたらいけない。
室内で飼うことになった。



今、犬と同じ部屋に寝ている。
犬専用のマットが有って、犬はほぼ一日中そこで寝ている。
私の布団は敷きっぱなしで、その脇にも犬のためのマットを敷いている。

布団の上に犬が乗ることはご法度である。
最初に何度か押しのけたら、ほぼ乗らなくなった。
私が布団にいなくても、布団ではなくその脇のマットに寝る。

このマットを、たまに齧る。

元々はバスマットだったのを、先代の犬が齧ってしまったので
犬用に降格したものだ。
齧り心地が良いのだろうか。ウーゴも齧る。



更に、床に敷いているコルク風に見せかけたシートを齧るのが
最近の犬ブームである。
たまに、
「ブチッ、ブチッ、ブチッ、」と
齧って千切る音が聞こえてくる。


かまわんよ。
老母のいろいろな汁から床を護り、
老犬が滑るのを守るために敷いているシートだ。
要らなくなったけれど捨てるでもないから敷いているものだから、
好きなだけ齧ればいい。
細かくしてくれたら捨てやすいってもんだ。



私の寝ている時にも、いつの間にか横のマットに来て寝ていることが
増えてきた。
こちらに背なかを向けて伸びて寝ている。

背中を見せるのは、安心しているひとつの証拠だ。

自分の安心できる場所として、確かなものになってくれたらと願っている。
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