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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

声 ~ 言葉 ~ 歌 ~ 響き ~ 波紋 ) ) ) ) ) ) ) ) )

2010年12月21日 | イキモノタチ
インドではすべての芸術のモトは声楽なんだそうな。


声が持つ力。

一番身近な音源。

人間だって、産まれてきて最初にオギャーと一声発するわけだ。



人間、どうなっちゃうと死ぬかというと、
心臓が止まると、と考えがちだが、
呼吸の方が要である。

自発呼吸ができると、植物状態になるわけだ。
呼吸ができなければ、死となる。


生は呼吸からはじまる。
どちらも日本の言葉では"いき"だ。


オギャーは呼吸のはじまりだ。

息が通って、声帯が振るえ、初めての声が出る。
命のはじまり。



ヨハネによる福音書の冒頭が大好きだ。

「はじめに言葉ありき」
で始まる文語訳を書きたかったんだけど、手許に無く、
ネット上でもパッと見当たらない。

ナントカ訳っていろいろあるけれど、以下は新共同訳。
曰く

「初めに言(ことば)があった。
言は神と共にあった。
言は神であった。
この言は、初めに神と共にあった。
万物は言によって成った。
成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。
言の内に命があった。
命は人間を照らす光であった。
光は暗闇の中で輝いている。
暗闇は光を理解しなかった。」

この後、預言者と真理と神とその独り子の関係について
簡潔に述べられている。


詩的だ! と思う。

この言(ことば)と呼ばれているモノが何か、
というのがいろいろ解釈されるところだ。
だがしかし、ホントは解釈の余地なんか無い、
絶対的な真理について述べているんだろうに。
それでも解釈できるような感じになるのが、詩ってものかな?


神は天地創造の時に、歌ったんじゃないか?
壮大な音楽が満ちていたんじゃないか?

なんて思わせてくれるのも、詩の持つ余裕ってことで許されたい。


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