犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

ここはどこ?わたしはだれ?あなたは!

2019年10月08日 | 日々

[あらすじ] ドラマを視聴していてもロケ地を探す。
テレビ番組「ポツンと一軒家」はグーグルマップで先回りしながら見る。
デイリーポータルZの「ここはどこでしょう?」が楽しみである。
毎回、3枚の写真が出題される。
拡大してねちねちと観察し、なんとか情報を拾い出して、撮影地を探し出す。


"ここどこ?"で遊び始めたのは一年くらい前のことだ。

例えば写真に城が写っていたら、
それが山の上なのか街の中なのかとか、
壁が白いか黒いかとか、堀がどうとか方角がどうとか遠景がどうとか
そういったことを総合して、どこの城かを絞っていく。

海が写っていたら、日本海側なのか太平洋なのか
北海道なのか瀬戸内海なのか、
空の色、海の色、海岸線の形などからなんとなく分かったりする。

一見して地方都市の中心部と分かる写真でも、
写っている例えば祭祀場の名前が見えたり、
自転車販売チェーン店やゴルフショップやJRAが見えたり、
遠景の山並みがどうとかこれだけ広い平野は関東とか
考えて、当たりをつけて地図を見て、
高い建築物を見つけたらその窓から撮ったのではないか、と判断したりする。

外国の場合もある。
街灯の柱に、住所の表示らしき文字と数字が有る。
読めないハングルを、表と見比べて読んでいく。
街路の名前と番号だと分かったら、あとはマップで検索だ。

写真からヒントを見つけ出すこと。
そのヒントを適切な検索ワードにすること。
複数のヒントを総合すること。

こいつがたまらなく楽しい。



ところが、ある一枚の写真でつまづいた。

低い雲に覆われて空と海の境目がはっきりしないような、海。
手前は浜で、海に向かって橋が伸びている。
小さな島が有るのだろうか。

橋の先に有る物が何か、何かしらのキーワードを思い付けば
なんとか検索して答に辿り着けるのだが、
私はどうにも思い付くことができなかった。

数日は取り組んだが、行き詰ってしまった。



それで、放置した。

胸の片隅にその写真はいつも有って、うっすらと「なんだろなー」と思っているが、
唸ってキーワードを捻り出すほどに取り組みはしなかった。

そうして気付けば一年近く経っていた。

先日のショートステイの間、気持ちのゆとりができたせいか、
ふと思い出して、"ここどこ?"のバックナンバー集を開いた。
https://backnumber.dailyportalz.jp/cs/tanoshisa/backnumber/kokodoko/1.htm

そして、あの海岸の橋の写真で行き詰っていたことを思い出した。
うーん、もういいや。降参!

正解発表の回をクリックして、見た。

答えを見れば、他の人の解き筋を読めば、なるほどと思うものだ。
悔しいが、こんな景色が有るのか、こういう文化、建造物、生活が有るのか、と
知らなかったものを知る楽しみが有る。

つまりは旅行の楽しみに等しい。

それよりも、
問題の写真の下に、正解と並んで出題者の名前が表示されている。

「出題者:よねざわいずみ」

あらら。
それは、今年6月に機会を得て、初めてお目にかかって食って飲んでお話しすることができた、
私のアイドル活動家の名前であった。

なんてこった。
やられた。

よねざわさんは、"オリテツ"としても名高い。
日本全国の全ての駅で乗降している、というご苦労な鉄道マニアなのだ。
確かに、その問題は海岸の写真だが、地図を見るとすぐ近くに駅が在る。

一年前、この問題でつまづいた頃に私はまだよねざわさんと会っていなかった。
すっかり"ここどこ?"で遊んでいなかった期間に初対面を果たし、
この頃はSNSで日々、互いの様子を知り合う中、
件の写真の出題者がよねざわさんだと知った。

休日にぐずぐずと惰眠を貪っていたら雨戸をバーンと開けられて、
朝の光を後光によねざわさんが仁王立ち。
みたいな気分である。

参りました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ロケ地を探すの楽しみ | トップ | スケ★ッチブック »

コメントを投稿

日々」カテゴリの最新記事