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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

角笛、笛じゃない

2018年12月03日 | なりもの
角笛をネットオークションで買って、
届いてみたら笛だったのでガッカリしている。



角笛は笛と言うけれど、本当は角ラッパだ。
笛というのは、息を吹き込めば鳴るように、
楽器の仕組みができている。
仕組みにはいくつかの種類が有る。

フルートや尺八やお囃子の笛のように、
うまい角度で息を吹き込むことによって対流を起こして鳴るもの。
リコーダーやホイッスルやうぐいす笛のように、
吹き口のところに対流の起きる構造が作ってあるもの。
クラリネットやサキソフォンのように、
一枚の薄い竹などのベロが息を吹き込むと振動して鳴るもの。
オーボエやファゴットなどのように、
二枚の薄っぺらい板が振動して鳴るもの。

厳密には、笛は前者の二つか。

しかし、角笛は実はこのうちのどれでもなく、
合わせた唇の間を息が通って唇が振動して鳴らすものだ。
仕組みとしては四つ目に一番近い。

先のものがオーケストラの木管楽器、
唇を振動させるのは金管楽器。
角笛はラッパの仲間だ。

唇が振動して音を鳴らすので、
楽器そのものに音を鳴らす仕組みは、無い。
ただの管である。

だから、金管奏者は管さえ有れば音を鳴らすことができる。
ゴムホースでもラップの芯でもビール瓶でも塩化ビニルの水道管でも、
なんでもいい。



なのに、
届いた角笛の吹き口の中には、
リードが仕込まれていたのだ。
シングルリードみたいな仕組みだが、
よく見ると、管になっていない。

息が通る道が、無い。

水牛の角は、三日月型に曲がった、途中までは空洞だが、
先のほうはかなり長く、中身が有る。
ここんとこを削り出してハンコだのナイフの柄だのにするわけだ。

リードの振動が、角に伝わり、空洞で拡張されて鳴り響く、
というわけだろう。

と、分かったところで納得いかん。
欲しいのはただの筒。ただの管。
私は自分の唇をバズィングして角を鳴らしたいのだ。



この、リードの部分をちょん切っちゃおうかな…
とも思ったが、それくらい切ったとしても
空洞にはまだ届かなそうだ。

じゃあ角笛ってどうやって作るものなんだろう?
くり抜くのか?
どうやって?



今後の課題。


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