goo blog サービス終了のお知らせ 

犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

ご注文の

2016年10月21日 | たべもののみもの
その日、私は味噌ラーメンが食べたかった。

味噌ラーメンが食べたい。
という欲求は非常に明確であり、
これはもう味噌ラーメンを食べることによってしか満たされないのだ。

ラーメン屋に入って、味噌ラーメンを注文した。
厨房のオッチャンが、私の注文を復唱した。
確かに味噌ラーメンと復唱したように聞こえた。
出てきたのは、「味噌オロチョン」というちょっと辛いラーメンだった。

北海道ラーメンのその店ならではのメニューである。
それに、ちょいと唐辛子を利かしたラーメンを、私は好きだ。
だけどだけど、
その日は味噌ラーメンが食べたかったのだ。
味噌ラーメンを食べること以外では満たされない欲求を抱えていたのだ。
それは、味噌オロチョンですら代わりにはなれないのだ。



よく行くカレーやさんは、盛りの多さが3段階ある。
普通盛り
中盛り
大盛り

普通盛りを頼むと、
「並盛りですね」と確認される。

だったらもう、メニューに並盛りって書こうよ。
普通盛りって言って中盛りが出てきたことが確かに以前ある。
そん時は「ラッキー」って思って黙って食べちゃったが。



「ふ」なんて音は、東京の発音だと無声音なので、聞こえなくなりがちだ。

ついでに「か行」も無声音だ。
鍼灸学校の学生時代、ある先生の発音が特に聞こえにくかった。
「交感神経」と言っているのか「副交感神経」と言っているのか、
判別が付かなかった。

対立的な働きをする2つの神経の機能を解説する
その授業は意味不明となった。



ふたたびラーメン屋である。
食券を買った。

食券にくっきり「正油ラーメン」て印字されている。
これなら間違い無い!

食券をホールのオバチャンに手渡す。
オバチャンが「正油ラーメン一丁!」と言う。

数分後、厨房のオッチャンが出して来てくれたのは、
「はい、おまちどおさま、塩ラーメン」

だからーー。

私の醤油ラーメン欲求は高まるばかりである。
再来軒という店名の意味がわかった気がした。



まあ、この店に「小ラーメン」なんてメニューが無かっただけ
幸いかもしれない。


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。