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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

むくげのいろいろ

2013年09月11日 | うつろい
庭に、二本の槿(ムクゲ)がある。

一本は、近所の都営住宅が取り壊しになる時に、掘り起こしてきたものだ。
淡い色みのかかった白の八重。
私はむくげは八重より一重の方が好きだが、
家にむくげは無いし、無いより八重でも欲しかった。

ところが、よく見るとむくげは既に一本あった。
ただ、庭の奥の高い木の茂った暗い中にあり、細々と伸び、
花は付けても2~3個といったさみしさ。
青みがかった藤色の一重で中心が濃い紅。

むくげで私が一番好きなのは、白の一重で、中心が濃い紅のもの。
あれはいいね。
団地から移植した木は、場所も良かったのか、毎年まるごと花に包まれる。
すると、その周りに何本も、新しくむくげが生えてきた。
そんなに庭中がむくげになっても困るが、惜しい気もして鉢に上げた。

2年目の今年、鉢植えで小さいながらも、そのむくげの中に
花を付けるものが出てきた。
ひとつめは、淡い白の一重だった。
次のが写真のもの。

どちらも、庭にある二本のむくげを両親に持つものなのだろうか。
中間の特徴と言えなくはない。
足して二で割るんなら、私好みのものも生まれて良い計算になるのだが…。


自宅近くの神代植物公園は、毎月「神代花だより」というA4一枚の
解説シートを発行している。
その季節の植物を一つ二つ取り上げて、簡単に解説しており、面白い。
入り口では地図の他に、色紙に刷ったこれを是非もらうと良い。

8月のテーマはむくげであった。
これを読むと、むくげの八重は雄しべの花弁化したものなのだそうだ。
そして、花弁の根元が紅いのは"底紅"と呼ぶのだそうだ。
私の好きなのは白の一重の底紅、というわけだ。

写真の花は藤色で半八重花笠型の底紅。
これもまた、ひと味あっていいものだ。

他に鉢上げしてある子たちが、それぞれにどんな花を付けるのか。
来年以降も楽しみだ。


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