犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

9月生まれの幼虫

2023年09月06日 | イキモノタチ

[あらまし] 近所のドッグランは3つのエリアに分かれている。
一番広いエリアをよく利用する。
南端と中ほどとに植木が有るが、
中ほどのほうの1本(たぶんシラカシ)の木に、毎年
ヒロヘリアオイラガが発生する。

イラガの幼虫は、体表にものすごいトゲが有る。
毒を持っており、触れると痛い。
アレルギー反応の強く出る体質だと、えらいことになる。
ただれて水ぶくれのミミズ腫れになる。
痛いの痛いの飛んでってくれない。

危険が危ないんである。



7月27日のブログに書いている。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/adb2ff97ee78c3e4251b4b9c5ab8a7ac
この頃には幼虫が繭を作り始めている。
ということは、7月のはじめくらいから幼虫はいたのかな。

来年の対策のためにも、日付を記録しておくことは重要だ。

というわけで、今、書いている。
今朝、梢にイラガの幼虫を見付けた。
まだ小さいものは小さい。
5㎜足らずのものもいる。

が、2齢か3齢かもというサイズのものもいる。

夏の間に2回発生する蝶や蛾の種類はけっこういる。
ヒロヘリアオイラガもそうで、
ここの場合、7月はじめと9月はじめに孵化するというわけだ。

幼虫の間、モリモリと木の葉を食べ、パラパラと糞を落とす。
7月生まれの幼虫たちは、7月の終わりに繭を作って蛹化し、
これが夏のうちに羽化する。
成虫として過ごすのは、ほんの3日間ほどだという。
羽化したらすぐに繁殖する。産卵する。死ぬ。

卵の状態で何日過ごすのか、
飼育してみたことが無いので知らない。

卵は葉の裏にまとめて産み付けられるという。
この状態で見付けて、葉ごと切っちまえば楽ではある。
が、見付からん。



孵化して、幼虫が小さいうちが、捕り頃である。
生まれたての幼虫たちは、生まれた所の葉っぱを食う。
みんなで並んで食う。

だから、葉っぱを一枚取れば一網打尽というわけだ。

実際には、トゲトゲの幼虫がみっしりと付いた葉っぱを一枚手折る、
なんてのは危ないので、
ちょっと手前で枝ごと切る。

そう。
今朝、小さい幼虫を発見したのであれば、
今こそが駆除のタイミングなんである。



早々にドッグランから退散。
帰宅して、道具を準備した。

高枝切り鋏、剪定鋏、鋸、トング、
厚手の大きな紙袋たくさん、ブルーシート、
長袖シャツ、ゴム手袋、手拭い3本。

手拭いは、首に巻くものと頭を覆うものと予備。
襟もとから衣服の中に虫が入ったら悲劇であるからね。

切った枝は、ポリ袋なんかに入れてはダメだ。
トゲが貫いてしまう。
丈夫な紙袋がいい。
今なら、アマゾンの配送の袋が最適である。たくさん有るぞ。

虫だけを捕って捨てるなら、封筒などでもいい。
二重にしたほうが安心。

木に登るかな、と思って、
車のルーフに梯子を積んで行ったが、
結局、使わなかった。
幼虫が動いている今、木に登るのは危険だ。
上の枝に手を伸ばして掴まった所に虫がいたらアウトである。

高い枝を切るなら、三脚脚立を木からちょいと離して立てて、
そこから高枝切り鋏を横に伸ばして切るほうが良いと思う。



地面に立って、高枝切り鋏を伸ばして届く範囲だけを作業した。
木を見上げて、葉っぱが食われていたら、そこいらを探す。

木全体から見たら、2割にもならない範囲だ。
それでもまあ、やらないよりはマシだろう。



あとはまた、7月にやったように、落ちてきた幼虫を拾いまくるか。
あるいは、ホースを使って強い水圧で水をぶち当てて、虫を落とすか。

まあ、涼しくなってから、幹の表面に作られた繭をこそぎ落すほうが
安全な気がする。
長袖を着ても暑くない季節に、落ち着いて作業するのだ。



切り落とした枝を、短く切って
アマゾン配送袋一つ分にまとめた。

あら。袋に穴が開いているじゃないの。
いやー、もれる

と、書いていて思い出した。(10時30分)
袋に穴が開いていたんだった。

もう一枚、厚手の大きい紙袋を用意し、
玄関先に飛び出てみると、
置いておいた幼虫付の切り枝の入った袋の
上やら横やら周囲やらに、
1cmくらいの黄緑色も鮮やかな幼虫たちが、いるわいるわ。

ひー
誰か来る前で良かった。

気の毒なもので、
葉っぱから離れてしまうと、すぐに弱る。
食べ続けないと生きていられないのだろう。
葉っぱを食うのは水分を摂る意味が大きいのではないだろうか。

トングで摘まんで袋に入れ直し。
穴開き袋は改めて中身ごと踏み潰し、
新たな袋にまるごと入れた。



捕獲した虫は、袋ごとよーく踏み潰すか、
できれば燃やしてしまうのが一番良い。

紙袋に入れていたって、食い破ってしまうかもしれない。(実験中…

(数時間後)
紙袋、無事でした。



以下、虫の写真だよ。

食い尽くされて葉脈だけになった葉っぱが目印で見付けられるの図。


姿はこんな。
もう15㎜くらい。


葉っぱの裏側に並んでいるので、
お顔がチラチラと見えているの図。




駆除のご参考に↓
https://hideyuki-komiya.com/2020/09/20/iraga-youtyuu-kujo/

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 勝手にJAFどこ 東京東部河岸篇 | トップ | すみだ錦糸町河内音頭大盆踊... »

コメントを投稿

イキモノタチ」カテゴリの最新記事