[あらすじ] たくさん貰った薪を朽ちさせたくないので、
ちゃんと屋根の下に収めたい。
薪小屋を新たに作るために、木を伐ってスペースを作ったら
今度は家の外壁や破風板が傷んでいるのが顕わになったので、塗装し直した。
なんだかんだで一向に薪小屋に着手できない。
桜や金木犀が大きくなり過ぎて、屋根の上に枝を伸ばしていた。
桜の葉が秋に、金木犀の葉が春に落ちて屋根に積もって雨で流れて
雨樋に溜まって雨樋が詰まって雨が溜まって葉と混じって
雨樋の中には腐葉土ができていた。
種が飛んで来りゃ草も生える。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/f8609564d960b374c95cc7387df5d612
※
屋根の上に登って、屋根の端っこから屈み込んで、雨樋の掃除をする。
屋根からちょっと乗り出すような形になるので、慣れるまではちょっと怖い。
どんどん慣れる。
屋根まで梯子を掛けて、梯子に立って作業をしても良いのだが、
そうすると、梯子は雨樋に掛かることになる。
自分の体重が雨樋にかかって、ちょっと歪む。
雨樋の中を掃除したり、高さを調整したりする作業の時には
これでは都合悪い。
掃除する時は屋根の上から、調整する時には三脚脚立を立てて作業した。
※
横這いの樋から縦の樋に移る、水の集まる部分を集水器と呼ぶそうな。
四角い枡から丸い管に繋がっている、なかなか複雑な形だ。
上の四隅が鈎型になっていて、そこで雨樋にがっちり噛み付くように取り付けられる。
今回、家の北西の隅の二ヶ所の掃除をした。
他にも、南西の隅も桜の葉で詰まっているし、
南東の隅はクヌギの葉で詰まっている。
集水器から縦樋に繋ぐ、斜めの角の部分が詰まりがちなのだ。
斜めに継ぐパーツは接着してあるので、
ここを掃除するためには斜めクランクの部分全体を取り外す必要が有る。
斜めクランクが縦樋に差さっている部分を接着しないでおけば
そこだけ取り外せるのに、接着してある。
掃除するために、縦樋を少しだけ切って、斜めクランクを外す。
継手の管を買ってきて、縦樋を切った分のところにはめる。
※
今回は汚れもひどかったので、集水器も外した。
複雑な形なのだが、秀逸なデザインだと思った。
きれいに重なるのである。
かなりきれいに重なる。
非常にコンパクトに重なる。
複雑な形だから一個々々スペースを取る。
だから、お互いはピッタリ重なり合うように作ってある。
おかげでコンパクトである。
お店の陳列棚でも倉庫でも、やたらに場所を食わないように工夫されている。
よくできているなあ。
※
縦樋が詰まってしまって、雨樋のから溢れた雨水が滝のように落ちていることは、
もう何年も前から気になっていながらほったらかしていた。
それでも「やらなきゃ」とは思っていたので、部品だけ買ってあった。
つづく
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