犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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間透く

2020年06月11日 | 椰子の実の中

新型コロナウイルスの流行が問題になった頃に、
いや、インフルエンザの流行が有ったりする度に、
よく聞く言葉が引っ掛かった。

「菌に負けないように」

日常会話の中だから気軽に発した言葉ではある。
しかし、細菌とウイルスの違いを知っていると、こんな言い方はしようも無い。



「抗菌だから安全ですよ」なんて言って物をくれる人も多い。
これも引っ掛かる。
抗菌効果で何がどの程度いつまで防げると思っているのだろうか。



そこで、細菌とウイルスの違いや、
消毒と、抗菌、殺菌、滅菌といった事の違いなどを説明しようと思った。

思ったが、めんどくさくなっちゃった。
自分で勉強してください。
そのほうが身になるから。
こんなブログが読めるんならネット環境が有るわけだし。



例えば、こんなサイトが有る。
http://amr.ncgm.go.jp/general/1-1-2.html

ウイルスは「細菌の50分の1程度の大きさで」と説明した上で、
「大きさの違い(イメージ)」という図を掲げているが。
50分の1と書いておきながら、図の中の数字は10分の1で、
図は2~3分の1になっている。
これじゃあイメージ作りになっていない。

では私だったらどうイメージさせるかな、と考えると
「人間が菌だったら、ウイルスはハムスターくらいの小ささ」とでも言うかなあ。
などと考えていくと、やっぱり正確さに欠ける気がしてくる。

こちらのサイトにも、菌とウイルスはこんなに大きさが違う、という説明図が有る。
https://www.seirogan.co.jp/fun/infection-control/infection/dengerous_pathogen.html
対数グラフになっている。
つまり、桁違いにサイズが違うということを表している。納得がいく。

対数グラフに慣れていないと、
それが桁違いの差だということが受け止めにくい。
やっぱり、一つの尺度の中で説明したほうが伝わるのではないか。
菌が大福だとしたらウイルスは豆くらい、とか。
などと考えていくと、やっぱり正確さに(以下同文)



くしゃみをした時の飛沫はどんなサイズに散るか。
マスクの編み目はどんなサイズか、それは材質によってどれくらい違うか。
つまり布マスク、支給品のガーゼマスクはどのレベルか。
有効と言えるか。無効と言えるか。

マスクの目がくしゃみや咳を堰き止めることができなかったとして、
ウイルスの拡散は減らせるか。
マスクで減らせるのは何か。減らせないのは何か。

マスク内に残るのは何か。
マスク内に残るサイズの物と、湿気と、温度は、何をもたらすか。



上記のようなポイントについて疑問も持たずに
マスクをかけることをルールとしたり、ルールとして守ったり、
ルールとして他の人にも言ったりすることには更に疑問が有る。



荷物を発送しにバス停横のコンビニへと歩いていると、
向こうから来る人に挨拶をされた。
この頃はみんなマスクをしているから、誰だか分からん人から挨拶をされる。
知ってる人だと思って挨拶をすると赤の他人だということも有る。

近付いてみて隣家の人だと気付き、と同時に自分がマスクを持たずに出かけてきたことに気付く。
自分はマスクが不必要だと考えていても、世間がそうではないので、
私はマナーとしてマスクを付ける。
けれどやっぱり重要視していないから、忘れて出てしまうのだ。

この2ヶ月、何度マスクを取りに家に引き返したことか。
「途中で気付いて良かったですね」とお隣さんが言う。ほんとよ。

つまり、私は「マスク要らんよ」と声高に言う勇気も無いし、
マスクをしなかった時の周囲の視線に耐える肝も無い。
思想犯には到底なれないと思う。

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