犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

手製ポップガード

2022年02月04日 | なりもの
[あらすじ] 歌うだけならともかくも、弾き語りをするとひどく音を外してしまう。


本当は相棒のベースと同時に演奏して録音したい。
「せーの」で全パートを録音することを、「一発録り」と言う。

ビートルズの一枚目のアルバム「PLEASE PLEASE ME」は
3時間のセッションを3回やって、10曲を録音したということで有名だ。
すごいなあ。
技術と体力と勢いと、売り出そうという周囲の推しが有る。

今の自分たちの力では、一発録りは難しいのだ、と
やっと諦めがついた。
なんとかやってやろうと頑張ってはみたのだが、
身の程を知るということも必要だ。

できる方法でやらないと、納得の行く結果が得られない。
つまり、難し過ぎる方法でやって失敗して、不本意な録音をのこすよりは、
今の技術に適った方法で録音して、自分たちの納得行くものを作りたい。
そのほうが、気分が良い。



ステレオマイクで全体の音を録音する。
そんだけではうまくいかない。

その録音を基にして、一つ一つのパートを別々に録音して
重ねていくことにした。

歌う時は歌うだけ。

いやあ、歌いやすいやな。当たり前だけど。



マイクの前に、金魚すくいのアレみたいな物が付いているのを
見たことが有るのではないだろうか。
あれは、ポップガードという。

パ行の発音をすると、息が弾け飛ぶ。
その息がマイクに当たると、「ボッ」と風を受けたノイズが入り、
非常に聞き苦しい音になってしまう。
それを防ぐための道具だ。

ピンキリだが、シンプルで安価な物でも1000円はする。
そんなら自分で作るわ。

老母の洋箪笥の中に、ストッキングがたくさん有った。
未使用のものも有った。
黒のパンストを発見。

針金ハンガーをペンチで伸ばし、
マイクスタンドに固定できるように曲げてゆく。
先は金魚すくいのアレくらいの大きさにループさせる。
そこに、ストッキングを切ったものをかぶせて、できやがり。
これでいいのだ。



歌ってみる。

ウッ。

マイクに近付くと、なんとも言えぬ、箪笥の奥のニオイ。
ウウ・・・
しかも、
そこはかとなく、足型。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 妬み終わりました | トップ | 歌う変態道真公 »

コメントを投稿

なりもの」カテゴリの最新記事