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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

素頭ぐらし

2021年11月11日 | からだ
[あらすじ] 頭剃ったよ

寒い。
外出時に風が寒いのはもとより、
家の中にいても頭から冷える。

私は子どもの頃からノボセがちだった。
そのくせ手足は冷えていた。
運動不足だろう。
ほてった顔を壁に付けると気持ち良かったのを憶えている。

暑い。
モヒカンの頭を写真におさめよう、
半分白髪でグレイのモヒカンを目立たせるためには、
しっかりと逆光を当てる。
そうすると、後頭部に陽が射す。

暑い。
今まで、毛髪のおかげで直射日光を浴びることの無かった頭皮が
初めての明るさに面食らう。
面じゃないか。

痛い。
ちょっとどこかに軽くぶつけただけで痛い。



いづれにしろ、帽子が手放せない。

家の中でも、首に手拭いを巻いて、
夜は頭にも手拭いを巻く。



坊主頭は寒いし暑い、特に暑いのはたいへんだ、
というのは聞き知っていた。

二十歳の頃に参加したバンドに、「和尚さん」というあだ名の
お寺の息子がいたのだ。
いつもツヤツヤに剃髪していらっしゃった。
ああ自然と敬語が出る。
こんな厳しいヘアスタイルをキープするのは、たいていのこっちゃない、
と思う。



冬は寒さと乾燥がたいへん、と言っていた。

私は帽子をかぶることが好きだ。
けれど、頭が暑いのは不快だ。

夏の日除けには、手拭いで頭を覆うのが好きだ。
風が通って、汗で蒸れなくて心地良い。

いつも帽子をかぶりたいけれど暑くてかぶれない。
だから、冬が好きだ。

帽子をかぶっても暑くないから、
坊主頭にするなら冬だと考えて、実行した。



剃ってみて分かったことがいくつか有る。

・頭を蚊に刺される。

ちょっと庭に出る。
寒くなったので長袖だし、蚊も多くないからと
虫よけを怠ってちょっと庭に出る。
ほんのちょっとの間なのに、
あっという間に頭を蚊に刺されるのだ。

・頭に吹き出物が有った。

毛の生えているうちはちっとも気付かなかった。
剃ってみると、ポツッと腫れているところが剃刀負けする。
点々と血がにじむ。
この時点ではあまり目立たないが、
血が固まった頃になると色が濃くなるので、見えてくる。

生え際に多いと思ったが、案外、全頭にわたって点々と有る。

バンドの相棒やまちゃんがシャンプーを変えて頭ニキビが治った、
なんて話を「へー」と他人事の調子で聞いていたが、わがことであったとは。

頭皮を晒したこれをきっかけに治ったら良いと期待している。

・後頭部に傷が有る。

中学一年の時に、同じ合宿所で先に合宿した部活の子が、
風呂場で滑って転んで頭から血ぃ出して救急車で運ばれた、と聞いた。
その後もこの話は懐かしい笑いの種として語り草になったのだが、
わがことであったとは。

背後から写真を撮ってもらってそれを見て、分かった。


しかし、私は傷になるようなことの記憶が無い。
なんだろう。
こっから脳みその記憶が漏れてんじゃなかろか。



襟足の辺りが、かぶれたみたいに発赤している。
ツルツルに剃った翌日の夕方くらいには、
その横も発疹してきて痒くなった。

自分のジョリジョリに過敏に反応しているのだろうか。



あと、常に頭が湿っているような感覚が有る。
それが常に蒸散している感じも有る。

頭の汗をこんなふうに意識するのも初めての感覚だ。



やってみるもんだとは思うけれど、
きれいに剃るのはたいへん難しいし、時間もかかるので
続けたいとかまたやりたいとかは、今はまったく思えない。

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