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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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変化

2018年12月26日 | 介護ウチのバヤイ
[あらまし] 母85歳パーキンソン病要介護2認知症状少々。

日々、何かしら変化が有る。
幻視の人物が平面だったのが、サイズが大きくなったり、
数が増えたり、立体になったり、動いたり、声をかけてきたり。
少しづつの変化が有る。

見えるものが変われば、本人の心持ちも変わる。
平面の人が一人見えているうちは、それが幻視だということに気付きやすく、
怖くもなく、割り切りやすかった。
しかし、何人もの人が家の中で動けば、
それが幻視だと分かっても怖かったりする。

変化は最初は変化だが、そのうちその状態が常になる。
日常が、以前と一段階違ったものになる。

同居している者としても、対応を変える必要が出てくる。

幻視と話は変わるが、
夜間は、パーキンソン病からの動きの悪さを改善するドーパミンの薬はのんでいないし、
ふらつきの副作用のある薬ものんでいるから、
ベッドから離れて歩き回るのは危険だ。
しかし、トイレに立ったり、台所に立ったり、歩き回ってしまう。

説明して、「わかった」と返事しても、翌々日くらいには同じことをしている。
その場その場の理由が有ると、動き回る。

ケアマネさんが、注意書きを書置きしてくれた。
それでも翌日の夜には立ち歩いている。

「これをやると危険だから」といった説明や、
「これはやめて、こうしましょう」といった約束事は、
成立しない。
貼り紙をしたところで、その場その場の理由が有れば、動く。

その場その場の理由は、本人の脳みその中から湧き起こる事なので、
止めようもない。

私は、夜中に立ち歩いてしまうことに対して、対策することに
イヤんなっちまった。
「こうしたほうがよい」と思っているのは、周囲ばかりで、
行動するのは本人なのだから、思って思い通りになるわけもなく、
思い通りにはならない思いだけが積み重なる。
やーめた。

と思ったのに、たまたままだ起きていた夜の10時台に
トイレの音が聞こえてきたら、じっとしていられない気持ちになってしまった。
階下に降りて、声をかけた。
ベッドから離れて歩き回るのは危ないから、ポータブルで用を足す約束ですよね。
「うん。でも」と、その場の理由の説明が始まる。

大便したかったようだが、ポータブルトイレで大便をするのは
「初めてだったから。」と言う。
いや、初めてではない。何度もしている。

もう一つの理由は、
「お母様に水餃子を」
この頃、ベッドで隣に母の母が寝ているらしい。
お腹を空かせているだろうから、何か食べさせなければいけない、と思うのだ。
水餃子の買い置きは、無い。

こういった変化が有って、今は変化と感じているけれども、
これがあっという間に日常になるのだろう。
というふうに感じているところ。


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