犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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アマガエルを折る

2018年06月06日 | 自画自賛
折り紙でアマガエルを作る。
と、決めたのは良かった。
調べてみると、たいへんリアルな折り紙のアマガエルの画像が目を引いた。
神谷哲史という折り紙作家さんの作品らしい。

さらに調べると、『神谷哲史作品集2』に折り方が載っているとわかった。
でも四千なんぼする本だ。買えない。
地元の図書館に有るではないか。しかし貸出中だった。
予約した。
6月初めに折り上げたいのに、間に合わない。

さらに検索すると、動画が見つかった。
どこぞのロシア人が、様々な折り紙を折っている自分の手元を撮影してアップしているのだ。
こいつぁありがてえ。ズドラーストヴィチェだよ。

以前、折り紙でクリスマスツリーの飾りを作る、という動画を作ったことがある。
おかげで、折り紙の基本は身に付いた。
山折り谷折りから始まって、中割り折りとかかぶせ折りとかいった術語もおぼえた。

ところが今回の頼りはロシア人の作った動画だ。
音声無し。
世界に通用するために、言葉の解説は一切無い。オー、ニェートだよ。

しかし、言葉が無いおかげで分かりやすいという側面ももちろん有る。
一段階折り終えるたびに、今どこがどのように重なっているか、よーくめくって見せてくれる。
ありがとう、セルゲイ。(適当に名付けた。)

動画に従って折り始めて、数分後に気付いた。
動画全体の長さ、3時間と25秒。
オエエ!(日本語)
動画を一時停止せずセルゲイと同じペースですんなりと折っても3時間!

あまり慣れない折り紙を、動画を見ながら折るという、私の集中力は2,30分しかもたない。
これは一体、何日かかることだろう。

写真は途中。何分の時点だったか。
折る毎に、カエルらしくなっていく。
まるで、受精卵が卵割して細胞分裂して各器官ができていくのを見ているようだ。

他の動物の折り紙を折っていても、そうは感じない。
やはり、オタマジャクシからカエルに変態していくのを見たことがあるから、
「やがて手が出る足が出る」を見ているから、こんなふうに思うのだろう。
と考えながら折る。折る変態。

アマガエルは、お腹が白い。
途中、
I put rice paper for the color change in the belly
なんてテロップが入って、それ以上の説明は無く、いきなりお腹部分に白い紙が重ねてある。
重なった紙も折り込まれているので、どうやっているのか分かりにくいよセルゲイ。

仕方ないので、自分であーだこーだやってみる。
そもそもライスペーパーって何だよ。生春巻きじゃなくて何なんだよ。
と思いつつも、なんとかなるもので、白い紙を緑の紙の上に糊付けした。

はいそして出来上がりはお粗末様です。
和紙を使って、序盤も中盤も良かったのだが、
最後の最後になってみると、細かいところの折りが弾力を持って戻ってしまう。
股関節を畳み込むところなんか、びろびろだ。
指先の吸盤の表現も、くしゃくしゃと戻ってしまう。

折り紙は、折るだけで表現するところがペーパークラフトと異なっている。
折る以外のことをしない。
切るとか貼るとか塗るとか描くとかいったことをするのは、邪道である。

と、思いつつも、少し糊を使った。
しかし、違うんだよな、糊でくっ付けてしまうと、完全にぴったり折り合わせることになる。
折るだけなら、折り具合を調整できる。
緩く折って、膨らみを形作ったりできる。

悶々として、最後は投げ出すように終えてしまった。
なんだか前脚が短いし、左手は指5本なのに右手が指4本という奇形になっている。
どこで手順を間違えたのやら。
雑でごめんなさい。

「パジャールスタ」

あらセルゲイ、聞いていたのね。
完成写真は明日~

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