ごめんなさい（棒読み）

留守番中にかじりました。ごめんなさい。


卒業した高校のオーケストラのコーチに通っていた頃、
ある学年が上履きを買ってくれた。
玄関に客用のスリッパが無いことがしばしば有るから、
私専用の靴としてくれたわけで。

学期末に生徒は自分の上履きを持ち帰らなければいけない。
長期休暇中に部活が有ろうと、なぜかそういうキマリだった。
置きっぱなしの靴は、担当の教師がまとめて取り上げてしまった。
ある時、私の靴も一緒に取り上げられてしまった。
名前書いておいたし、生徒の物とは種類が違ったのに。

翌年、次の学年の子がまた買ってくれた。
用心して使ったので、無事だったが。
家に置いておいた時に犬にかじられた。
思い出の品ですぞ！

※

こういう咬み甲斐のあるオモチャは、優位である
女帝カバサが遊ぶ。
ジーロくんの番は滅多に回ってこない。

ところが、先日カバサを連れて２日半出かけていた間に、
ジーロがオモチャ箱から、今まで遊んだことの無い物を
いくつか出してかじっていた。

そして、カバサは意外とその状況を受け入れた。
いつもなら、返せ！と言わんばかりに飛んで来るのに。

たまに一匹ずつの時間を持つと、思いがけない変化が有る。
人間関係、犬関係、然り。