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犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

こいのきせつ

2013年04月19日 | イキモノタチ
夜桜のライトアップでなんだか知られるようになった野川は
自宅から近い。
二子玉川で多摩川に流れ込むこの小さな川は、
国分寺にある日立製作所の中に源流がある。

生活排水が垂れ流しだった頃は、川の水は青白く濁り、
小さな落差でも泡立ち、夏には岸の歩道まで臭った。
その後、下水道の完備や沿岸の市民運動により、
水はきれいになっていった。

7つの市区を通過する、ということになるのかな。
それぞれの箇所によって、河岸の整備ぶりは様々だ。
細く狭く、コンクリートの溝を通っていたり、
自転車道が完備していたり無かったり、
土手はブロックだけど流れの岸は整備せず茂っていたり、
流れも整備してただただまっすぐだったり、
岸に木が生えていたり切ってしまって無かったり。

鯉がいる。
たぶん、ある程度水質が良くなった頃に放流されたのだろう。
鯉はかなり汚い水でも棲むことができる。
水がきれいになって鯉が来たねー。というのは
いろいろ間違っている。

それに、鯉は他のちっこい生き物をやたらと食うので、
これだけきれになった野川の生態系を破壊する側になってきている
ということも考えられる。
今度はメダカやらヌマエビやらヤゴやらなにやらを守るために
鯉にはご遠慮願う、なんてことにもなるかもしれない。

それでも、川の形が様々なら、ちっこい生き物と鯉も
すみわけられて大丈夫だろう。
川をやたらと整備すると、生き物にとっては住みにくいことも多い。



鯉の繁殖の季節でして。
浅瀬でかなり激しくバシャバシャやっている。
一匹のメスに複数のオスがつきまとって追いかけて、
暴れ回っている。
産卵すると競って放精しているのだろう。

はじめて見た時はそのものすごさに驚いた。

この季節、暖かな日にはぜひ鯉のいる所へどうぞ…


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