犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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訃報エビ

2022年08月05日 | イキモノタチ
何週間か前に、近所の川でガサガサして、何匹かのエビを掬ってきた。

庭に置いたトロ舟に数匹を放し、
室内のメダカ水槽に3匹を入れた。

シナヌマエビというのの雑種らしい。
半透明のベージュの体なので、
砂利を敷いた水槽の中では見失いやすい。

たまに、脱皮する。
そして、ひとまわり大きくなる。

脱皮殻を初めて見た時には、死骸だと思ったものだ。



その3匹のエビのうち、2匹が先週、産卵した。
腹に卵の粒々を抱え、周囲の脚をせわしなく動かしている。
きっと、卵に新鮮な水を届け続けているのだろう。

エビの動きというのはただでも見飽きないものだが、
かいがいしく卵を抱く姿はなおのこと見て楽しいものだった。

・・・
過去形。



調べてみると、産卵から孵化までは2週間ほどだという。
小さな稚エビは、メダカなどの格好の餌になるそうだ。
せっかく産まれたら、育つのを見たい。

私はもう一つの水槽を準備した。
毎年、夏には一回り小さい水槽を「こどもべや」として設えるのだ。

ちょうど同じ頃、メダカも産卵した。
こどもべやは賑やかになりそうだ。



メダカの卵が付いたマツモを、こどもべや水槽に移す。

エビはどうしよう。

調べてみると、
エビは水質変化に敏感だという。
また、水質変化が有ると脱皮することが有るという。
脱皮すると、腹に抱えた卵もそのまま脱ぎ棄ててしまい、台無しになるという。

だから、抱卵した後は、水槽の水換えも慎重にしたほうが良い、ということだ。
ほほう。



水槽の底に、エビの殻が落ちている。
えっ、と。
脱皮だよね?死骸じゃないよね?

取り出してみると、殻だ。

殻だからと言って、脱皮殻とも限らない。
死んでしまって、すぐに他のいきものに食われたのかもしれない。
わからない。

卵を抱えていないエビが1匹と、抱卵しているエビが1匹、元気なのが見える。

結局、もう1匹の抱卵しているエビは見当たらなかった。
残念だ。

産卵することは体力が要る。
それに、抱卵している間は常にあれだけ卵を世話し続けている。
体力が要るのだ。
耐えきれなかったのか。



水質がなるべく均等になるように、と考えて、
いつもの水槽から、こどもべや水槽に水を移した。

ここに、もう1匹の抱卵しているエビを移そう。

翌日、水槽を見ると、どうもエビが見当たらない。
そして、また、殻が落ちていた。



今、消沈した私には雄のエビを見付けることもできない。

こどもべやに移したマツモに着いていたメダカの卵も、
白く濁って死んでしまっている。
元の水槽の卵もダメだ。

がっくり
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