犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
犬のこと、人の心身のこと、音楽や自作のいろいろなものについて

節介

2019年06月05日 | 介護ウチのバヤイ
[あらすじ] 同居母86歳パーキンソン病要介護2認知症状少々、
8泊9日のショートステイから帰宅。


2月の終わりに老母が発熱して受診したところ、蜂窩織炎だった。
もともと足のむくみが強かったが、これ以来、
右足に弾性ストッキングを履くことになった。

医療用の弾性ストッキングは圧力が強い。
履いていると「痛い」と言って、脱ぎたがってしまうこともある。
足の腫れはずいぶん改善したので、市販の弾性ストッキングを買って履くことにした。
圧力は医療用の物と較べたらずいぶん低い。
履かないより良く、痛くない。

必要なのは片足なので、一足だけ買って、片方ずつ使った。
片方を履いている間、もう一方を洗濯して干す。
毎晩、洗うのを忘れないようにする、というのが私の仕事として増えた。



いざショートステイという時。
今回のステイ先は、洗濯は外部サービスで別料金だ。
では、弾性ストッキングを買い足そう。

一足だけ買い足して、2日ずつ履いて、
足りない分は医療用の物を1日ずつだけ履いてもらおう。

医療用のはキツいけど、一日だけ我慢して履いてね、
圧の低いのももう一足買っておいたから。
と、説明した。

帰宅してみると、今まで使っていた弾性ストッキングにメモを添えてあった。
「毎日洗濯してこれだけを使用しました。」
医療用の物と新しく買い足した物には
「使用していません。」とメモが有った。

母に聞くと、
「新しいのはおそれをなして使ってない。」と言う。



医療用のは圧が高いからキツい、という話と、
新しいのを買い足した、という話が混ざってしまったものであろう。



せっかく、ショートステイに間に合わせて、
圧の低い物を買っておいたのに。



この、
「せっかく」
というのが、キツい。

うまくいくように考えて、間に合うように買い物をして、
できるように説明して、相手にも伝わるようにメモをして、
あれやってこれやってそうした揚げ句、
やっていない。

**ムナシイ**



この、
**ムナシイ**
というのが、キツい。

これは、自分の考えどおりにいかなかったからムナシイのだ。
自分のためなら、良い。
自分のために、
うまくいくように考えて、間に合うように買い物をして、
できるように説明して、相手にも伝わるようにメモをして、
あれやってこれやってそうしたら、
自分で実行する。
実行してみて失敗しても納得する。

所詮、他人の日々のためのことに、
自分の考えと行動を発揮し過ぎているのだ。



ではほっときゃいいのかっつうと、
自分ではどうすればいいか分からないし、買い物も行けない。
だから代わりにやってあげるのが介護だろう。

そこの匙加減が、まだうまく測れていない。
といったところだろうか。



もう少々、介護を節約すべえ。
こうすると良い、と思ったことの3割くらいやりゃあ充分なんだろう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原状復帰 | トップ | 花が花瓶に »

コメントを投稿

介護ウチのバヤイ」カテゴリの最新記事