犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

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犬の友達に報告

2020年09月24日 | 犬と暮らす
[あらまし] 飼い犬ジーロ去勢オス慢性腎不全、
8月24日に息を引き取る。

犬の散歩で知り合った人に、ジーロの訃報を伝えに行った。

散歩に行った先で出会った。
白いゴールデンレトリーバー。
去勢オスで、以前メス犬にこっぴどくやられて以来、
メス犬が苦手だと言う。

ウチもメスのきょうだいがいてこれが威張りんぼでたいへんだったんですよ
などと犬自己紹介する。
そのメス犬きょうだいが死んだ後、ジーロ一匹で散歩するようになった頃だった。

ジーロは、他の犬との交流があまり上手でない。
遊びたくないわけではないのだが、
積極的にこられるとたじたじと逃げてしまう。
逃げると追われる。
追われるので逃げる。
逃げて追われて怖くなってしまう。

そんな中、そのゴールデンレトリーバーは
そんなにグイグイくるタイプではなかったので、
なんとなく一緒に走り回ることができるようになった。

まあ、この時すでに11歳だったので、
さほど他の犬と遊ぶというほどやんちゃでもなくなっていた。

そのうち、別の犬にしつこくされたり、
また別の犬と衝突したりして、
すっかり他の犬が苦手になってしまった。



一時期だけでも一緒に走ることのできたその犬の
飼い主さんが楽しい人で、
私はこの人と立ち話するのが散歩の中の楽しみの一つでもあった。

その後、母の介護の関係で朝の散歩の時間が変わってしまい、
この犬と飼い主さんに会うことは無くなった。

ただ、ご近所ではあるので、
スーパーでたまにばったり遇ったりした。
「会わなくなっちゃったから、えー、ジーロちゃん生きてる?って思ってた」
生きてます生きてます、
というのが挨拶になっていた。



その人に、死を知らせに行った。

いつもの広場に行くと、遠目にも白いゴールデンレトリーバーがいるのが分かった。
他にも数頭の犬と飼い主さんたちがいる。

私が一人で近付いて行き、声をかけて
ご報告に来ました、と言うと
もうそれだけで分かって、目をうるませて「あーん、ありがとう」と言ってくれた。



それから、故犬の思い出話など少しした。

「私ももう一匹飼おうかと思って」と言う。
ジーロのメスきょうだいが死んだ時も、
意外と乗り越えやすかったのは、ジーロがいたからだ。

そうですよ、ゼロはつらいですよ。
「でしょ?私もう前の時も耐えられなくってセラピーまで行ったから」

犬の魂を見て会話できるという人がいたそうだ。
その人と話してだいぶ救われたという話は、以前に聞いていた。
でも無理の無いサイズにしてね。
急に引っ張られて手の指が逆に曲がって骨折したり、
強く引っ張られて転んで硬膜下出血とか、
もうやめてよね。



菊というのは長もちする花なのかな。
だから仏花として重宝されるのだろうかな。

ジーロが死んで翌日の夕方、
近所の友人Yが花を持って来てくれた。
もう4週間以上経つが、花はまだいきいきとしている。

写真を添えて、仔犬の頃の首輪も置いて、お気に入りのマットの前にお供えしている。
犬の皿に水もまだ切らしていない。



友人と話すのは良い。
故犬の思い出話ができるのは、楽しい。
私の記憶や、私から見たジーロではなく、
友人の知っているジーロについて話してもらえる。



次の犬を迎えるための準備を、じわじわとしている。
一つは、老人ホームに入居した母の荷物を整理すること、
もう一つは、母がいなくなったことで処分しやすくなった亡父の物を整理すること。

前の犬がよく脱走した。
父母がどこかを閉め忘れるというのが主な原因だった。
では要所要所に柵を取り付けたいと言うと、反対された。
そういう不都合が今なら、無い。

犬もいて、風通しも良い、という家にすることができる。



ジーロを知っている人で、
報告できていない知人もまだいる。
次の犬を連れて歩きながら報告することになる相手も、いるだろう。
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