犬小屋:す~さんの無祿(ブログ)

ゲゲゲの調布発信
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ヤブラン戦争

2022年02月08日 | うつろい
ものすごい勢いで増殖する植物は、
たとえきれいな花を咲かせるものでも、
私としては「雑草」の括りに放り込みたくなる。



種で殖える、球根で殖える、根茎で広がる、
ランナーを伸ばして広がる、などなど、
奴らのやりくちは多種多様だ。
何種類かの方法を併用している奴もいる。



今、我が家の庭を席捲しているのは、ヤブランだ。

細長い葉は濃緑で美しく、
控えめな花が咲いて、深い赤の実を付ける。

というところまでは良いのだが。

こいつが、ばかッ殖えに殖える。
気付いたら、庭のあっちもこっちもヤブランだ。
いや、元々あっちにもこっちにも有ることは有ったのだが、
それが、広がっている。
点々と有ったのが、面々になっている。
覆われつつある。
こいつはいかん。

「藪に咲く蘭」
という意味の名前だと思っていた。
甘かった。
美しい幻想を抱いていた。
実際は、
「自ら藪を形成する、蘭なんかじゃないもの」
だった。



地表に横這いの茎を伸ばして広がる。
ランナーだろうか。
その横這いの茎があっちからこっちからと重なり合って
織物のようになっている。

唯一の美点が有るとすれば、それは、
その横這いの茎から地に下ろす根が、アホみたいに浅いことだ。
だから、エイと引っ張れば、すぐに抜ける。
簡単に排除できるのだ。



庭中が覆われて、他のものが生える隙が無くなったり、
藪蚊が増えたりしたら困るけれど、
深い緑で地面が落ち着くのは悪くない。

抜きやすいし、許してやるか。
いや、
ちょっと甘く見ると、恐ろしい結果になるからな。

どんどん抜く。
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