研究日記

考えたこと、読んだ本、出席した集まりなどを残しておくためのもの。

団体の会計と代表の会計

2006-04-10 | Weblog
スケート連盟理事が、
私的利益を図ったのではないか、
という報道が最近あった。

4月6日の朝日新聞の社説でも、
スポーツ団体は幹部のボランティアリズムに支えられてきており、
公私の別があいまいになりやすい、
ということが指摘されていた。

小さな団体などで、
代表と団体の会計があまり区別されていないのは、
私も目にするところである。

それは悪意ではなく、
ほとんど代表個人の持ち出しでやっていて、
ちょっと団体に余裕があるときに、
「10万ぐらい出していたかも」と返してもらったり、
そんな感じである。

団体が大きくなったり、
補助金などの公金が入ったりする場合は、
きちんと区別するべきである。
見ていると、
その脱皮に失敗することがときどきあるようだ。

思い出すのは、
昔のヨーロッパで、
王室財産と国有財産が未分化だったのが、
時代が進んで、
それを分離させたことだ。

同じ原理が働いているのかもしれない。
研究してみたいことである。