研究日記

考えたこと、読んだ本、出席した集まりなどを残しておくためのもの。

審議会の新運営方式への移行

2007-11-23 | Weblog
行政などに設置される審議会や協議会などは、
新しい形への移行期にあると感じられる。

私が知り得た伝統的な形は、
・委員間の日程調整
・議事録作成(ついでにホームページ作成)
・シンポジウムの講師の人選
・資料作成
などは事務局の公務員(か委託を受けた企業の職員)が行い、
委員は、
・資料に目を通す
・会議で発言する
だけをするようである。

新しい形は、
前述の事務局がやっていることを、
委員が行なう。

「自分たちで運営を行なう」という表現にまとめられるだろうか。

一部でそういった動きが散見される。

また、
市民自治・住民自治のそもそも論を考えると、
そちらに向かうのがそれに沿ったものと思われる。

移行の障害になると考えられるのは、
「古い形で運営してしまう公務員」が考えられるが、
それ以上に「古い形の運営に慣れた委員」ではないかと、
私は推測する。

これまでいくつもの審議会や協議会を経験してきた人は、
「なんでそんなことを俺がしなきゃいけないんだ!
それは事務局の仕事だろう!」と怒るのではないだろうか。

そういった方がお年を召していき、
新型の委員が増えていったとき、
新しい形に移行が完了すると推測する。

パワーバランス

2007-11-17 | Weblog
生きる上での指針の一つとして、
「パワーバランス」という考え方が役に立っている。

以前、研修で教わったことなのだが、
「パワーバランス」とは、
「今交渉が打ち切られたらどっちがより困るのか」を考え、
困らない方に「パワー」があるという考え方だ。

何か人と交渉しているときに、
「今この人が降りたら、困る」というときは、
ひたすら忍の交渉を行い、
別に降りても困らなくなったら、
それも可能性に含めながら交渉を行なう。

この考え方は、
私に忍耐のしどころを考えさせるのに役に立っている。